横浜ゴム、中国のタイヤ生産拠点が生物多様性保護活動を開始
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横浜ゴムは、中国のタイヤ生産販売子会社である杭州優科豪馬輪胎が、杭州市下沙開発区の川沿いの湿地で生物多様性保護活動を開始したと発表した。
対象となるエリアは下沙開発区内、銭塘江の川岸にある5平方km以上の天然湿地で、多くの生物が集まり、鳥の重要な休憩地にもなっている。しかし、周辺に開発区の企業と住居が密集している影響で河川や湿地の水質が汚染され、生態環境が悪化している。
今回の活動は、地元の杭州師範大学生命と環境科学学院と提携して実施。1年目に湿地の生物多様性の現状を把握、2年目は生物多様性を回復させるための実験と検証、3年目はそれまでの成果をまとめ、生物多様性を回復させるための活動をスタートする計画だ。
横浜ゴムは中期経営計画「グランドデザイン100」の基本方針に「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを掲げており、杭州優科豪馬輪胎は地域環境保護活動や環境設備への投資などを行っている。
- 纐纈敏也@DAYS