【グッドウッド15】日産 ジューク-R、「2.0コンセプト」初公開へ…パワーアップを計画
欧州日産は6月23日、英国で6月25日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、『ジューク-R 2.0コンセプト』を初公開すると発表した。
ジューク-R 2.0コンセプトは6月12日、『ジューク-R NISMO』として予告されていたモデル。今回、車名がジューク-R 2.0コンセプトに変更された。2012年に欧州で少量が限定生産された『ジューク-R』の進化形の意味を込めて、「2.0」と名付けられた。
ジューク-Rは、GT-R用の「VR38DETT」型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジン(プロトタイプの最大出力はGT-Rデビュー当初の480ps)をはじめ、独立型トランスアクスル4WDや6速デュアルクラッチトランスミッションまでも、そっくり移植。中身は、ほぼGT-Rといえるジューク。
量産版のジューク-Rでは、プロトタイプよりもパワーアップ。その最大出力は65ps引き上げられ、545psを引き出す。そして最高速は、257km/hに到達する。2012年当時の価格は、日本円に換算して5000万円。
現時点では、ジューク-R 2.0コンセプトの詳細は公表されていない。欧州日産は、「パワーを引き上げ、さらにアグレッシブなデザインとなる」とコメント。なお、グッドウッド名物のヒルクライムに、このジューク-R 2.0コンセプトが出走する。
- 森脇稔