【リコール】日産 ノート など9万台、走行中にエンストのおそれ
日産自動車は6月25日、『ノート』などのプッシュエンジンスタータスイッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは日産『ノート』『セレナ』『ジューク』『キューブ』『シルフィ』『リーフ』『NV350キャラバン』『マーチ』『ラティオ』『ランディ』の10車種で、2013年6月14日から2014年4月10日に製造された9万1260台。
プッシュエンジンスタータスイッチを組み付けるイモビライザアンテナの成形条件が不適切なため、熱収縮により、当該プッシュエンジンスタータスイッチとの隙間が狭くなり、摺動抵抗が増加したものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該スイッチ操作時に押したまま戻らず、緊急停止操作と判定してエンジンを停止することがあり、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。
改善措置として、全車両、当該プッシュエンジンスタータスイッチの嵌合リブを削除してイモビライザアンテナとの隙間を確保するとともに、スイッチに防振材を貼付する。
不具合は14件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
- 纐纈敏也@DAYS