ZFの半自動運転を体験…制御はスムーズでストレスフリー、今後は自動追い越し機能も

テクノロジー レスポンス

ZFは、IAA=フランクフルトショーに先行してベルリン郊外で開催したテクニカルワークショップにおいて、半自動運転による高速走行支援システムのデモンストレーション実施。それに同乗試乗することが許された。

ZFにとって完全自動運転技術は、より安全な自動車と運転環境の実現、そして利便性の向上等々の理由から、現在最も積極的にその開発が進められている分野のひとつ。すでに実証済みの技術を活用し、実現可能なものから着実に、完全自動運転に向けてのアプローチを続けるというのがZFの開発スタンスだ。

TRWオートモーティブとの統合によって、そのシステムを包括的に提供できるサプライヤーとなったことも見逃せない。今回公開されたデモンストレーション走行用のプロトタイプも、まさにこのシステム統合のメリットが、最大限に活用されたものともいえる。

プロトタイプ車両には、ヨーロッパを始め、アメリカや日本でも利用が認められている、77GHz帯のミリ波レーダー「AC1000」と、前世代カメラに対して6倍もの処理能力を持つ「S-Cam3」ビデオカメラセンサー。そしてベルトドライブ式の電動パワーステアリング「EPS BD」、アダプティブクルーズコントロール=ACCと車線逸脱警告=LCAの両機能を統合した、横滑り防止装置「EBC 460」が搭載されていた。

高速道路上ではドライバーが指定した速度で巡航運転を行うことが可能であるほか、先行車の速度が遅い場合にはドライバーが指定した車間距離、すなわち時間間隔を維持するように自動的に加減速が行われる。同時に前方を監視するカメラと電動パワーステアリングによって、車両は常に車線の中央を走行するように制御される仕組みだ。

高速道路上でZFのテストドライバーが支援システムのスイッチをオンすると、プロトタイプ車両はあらかじめ設定された速度と車間を保ちながら、スムーズな半自動運転を始めた。途中では先行車に追いついたり、あるいはほかの車線からの割り込みがあったりという場面もあったが、加減速の制御は常にスムーズで、それにストレスを感じることはなかった。

車線キープの制御も同様で、ZFによればそれは一般的な白線による車線のほかに、アメリカなどで見られるキャッツアイを用いた車線にも対応する性能を有しているという。半自動運転中に車線を変更したい場合には、ウインカー操作を条件に、目的とする車線の状況が確認されたうえで、自動的にステアリングが操舵される。

ZFでは今後、360度センサーを新開発、それを搭載することで、自動追い越しを実現することを計画する。これは同時に、オンロードでの包括的な安全性を向上させる上でも大きな期待が持てる技術。ZFはまた、自社技術の柔軟性、拡張性についてのメリットも強くアピールしている。

  • 山崎 元裕
  • ZFの半自動運転を体験《画像 ZF》
  • ハイウェイ・ドライビング・アシスト《画像 ZF》
  • プロトタイプに搭載されていたカメラ「S Cam3」《画像 ZF》
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