トヨタ 米国販売、0.6%増の22万台…SUV が新記録 7月
トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は8月3日、7月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、5か月連続で20万台を超える21万7181台。前年同月比は0.6%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、改良新型の2015年モデルが、3万8435台を販売。前年同月比は3.6%減と、5か月連続で減少した。2013年に新型を投入した『カローラ』は、1.9%減の3万0249台と、2か月連続のマイナス。『プリウス』は、13.3%減の1万7924台と、6か月連続で減少する。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、前年同月比0.3%減の2万6709台と後退。中型SUVの『ハイランダー』は、12.1%増の1万2727台と5か月連続で前年実績を上回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、1.9%増の1万0511台と、4か月連続で増加。新型を投入した『タコマ』は、28.6%増の1万7033台。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が、前年同月比14.4%減の8264台と、5か月連続で減少。新型車の『NX』は、4337台を登録。『IS』は、5.8%減の4280台と、3か月連続で減少。『GS』は1701台を売り上げ、前年同月比は15%減と4か月ぶりのマイナス。『CT』は、30.6%減の1374台と、3か月連続で減少した。
トヨタ自動車の2014年米国新車販売は、前年比6.2%増の237万3771台。2015年1-7月は、前年同期比4.9%増の144万8621台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「新型タコマに牽引され、トヨタブランドのライトトラック(SUV含む)は7月の新記録を打ち立てた」と述べている。
- 森脇稔