8月の企業倒産、負債総額が2000年以降初の1000億円割れ…帝国データバンク

業界 レスポンス

帝国データバンクが発表した2015年8月の企業倒産件数は前年同月比8.5%減の625件で、5か月連続のマイナスとなった。

負債総額は同29.9%減の964億8500万円で、2か月ぶりのマイナス。2000年以降初めて1000億円を割り込み、最小を記録した。

業種別では、7業種中5業種が前年同月を下回った。特に不動産業(15件、前年同月比42.3%減)と運輸・通信業(21件、同41.7%減)は前年同月比で40%以上減少したほか、運輸・通信業と卸売業(87件、同17.1%減)はリーマン・ショック後では最少を記録。一方、製造業(93件、同24.0%増)と小売業(130件、同4.8%増)は前年同月を上回った。

主因別の内訳は、「不況型倒産」の合計は540件(前年同月比3.1%減)。構成比は86.4%(前月84.4%、前年同月81.6%)と、前月を2.0ポイント、前年同月を4.8ポイントそれぞれ上回った。

負債額別では、負債5000万円未満の倒産は350件(前年同月比4.6%減)で、構成比は56.0%と、前年同月を2.3ポイント上回った。一方、負債10億円以上の倒産は15件(同25.0%減)となり、8月としては2000年以降最少。資本金別では、個人経営と資本金1000万円未満の合計が350件となり、構成比は56.0%を占めた。

地域別では、9地域中7地域で前年同月を下回った。なかでも、北陸(12件、前年同月24件)は前年同月比50.0%の大幅減少。一方、近畿(174件、同151件)は同15.2%の増加、四国(7件、同7件)では前年同月比で横ばいとなった。

  • 纐纈敏也@DAYS
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