トヨタ 米国販売、8.8%減の22万台…レクサス は新記録 8月
トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は9月1日、8月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、6か月連続で20万台を超える22万4381台。しかし、前年同月比は8.8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、改良新型の2015年モデルが、3万1726台を販売。前年同月比は4.1%減と、6か月連続で減少した。2013年に新型を投入した『カローラ』は、4.1%減の3万1726台と、3か月連続のマイナス。『プリウス』は、24.2%減の1万7757台と、7か月連続で減少する。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が3万0534台にとどまり、前年同月比は14.3%減と2か月連続で減少。中型SUVの『ハイランダー』は、16.1%増の1万3333台と6か月連続で前年実績を上回る。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、15%減の1万0057台と、5か月ぶりに減少。新型を投入した『タコマ』は、13.2%増の1万6230台。
レクサスブランドは、8月の新記録。新型車の『NX』は、4448台を登録して牽引。新型クーペの『RC』も、1337台を販売した。一方、SUVの『RX』は、前年同月比18.8%減の9620台と、6か月連続で減少。『IS』は、14.6%減の4537台と、4か月連続で減少。『GS』は1795台を売り上げ、前年同月比は29.2%減と2か月連続のマイナス。『CT』は、31.4%減の1504台と、4か月連続で減少する。
トヨタ自動車の2014年米国新車販売は、前年比6.2%増の237万3771台。2015年1-8月は、前年同期比2.8%増の167万3002台だった。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「販売店の営業日が前年より1日少なく、8月の販売は低調だったが、1月以来、消費者の需要は根強い」と述べている。
- 森脇稔