BASFとVW、第4回「サイエンス アワード エレクトロケミストリー」賞の受賞者を発表

業界 レスポンス

ドイツの化学会社であるBASFとフォルクスワーゲン(VW)が主催する「第4回サイエンスアワード エレクトロケミストリー」賞の授賞式が、10月28日東京都内のホテルで開催された。今年は、カリフォルニア大学バークレー校のブライアン・マクロスキー氏が栄えある受賞を果たした。

この賞はBASFとフォルクスワーゲンによって「電気自動車やハイブリッド車などのエレクトロモビリティの発展を目的とし、世界の電気化学分野における研究の活性化を目指した国際科学賞」として2012年に創設された。世界中の学術的研究コミュニティの科学者を対象として年に1度表彰する。賞金総額は10万ユーロ。最優秀者には5万ユーロが贈られる。

マクロスキー氏が評価されたのは、電解質および電極材の安定性を調べることで、この種の電池の基本的な電気化学反応プロセスを分析したこと。この研究は、将来実用化を目指しているリチウム酸素電池への理解を深めることに大きな貢献を果たしたとする。

プレゼンターを務めたBASFの取締役会長Dr.クルト・ボック氏、VWのAG取締役兼VW乗用車ブランド取締役会長Dr.ヘルベルト・ディースは、今回の表彰に際し、それぞれ以下のように述べた。

クルト氏「BASFは、正極材、電解液といった高性能電池材料のさらなる開発を目指している。成功には電気化学分野での革新が不可欠。電池のエネルギー密度はさらなる改善が求められている。そのためにこの賞を設けた。それはエレクトロモビリティを成功へ導く理解と革新を推進したいからで、交通手段のための重要な要素でもある」。

ヘルベルト氏「VWは、e-モビリティが発展することを確信している。取締役会でもこの促進計画が決定されたところだ。私達の目標は“電気自動車の民衆化”で、その普及のカギとなるのが大容量バッテリー。フォルクスワーゲンは次々世代の電気化学バッテリーコンセプトのための研究開発は極めて重要だ。貯蔵システムのさらなる最適化を図ることで航続距離を伸ばしてEVの魅力を高める必要がある。そのために研究者との密接な協力関係は極めて重要と考えている」。

日本人では東京理科大総合研究機構講師である藪内宣明氏が第1回において受賞している。リチウムイオン電池、または研究の段階にある全く新しい電池コンセプト「ナトリウムイオン電池」の性能を、新素材によりいかに高めることができるかなどを検証したことが評価された。

  • 会田肇
  • 受賞の喜びを語るマクロスキー氏
  • ノミネートされた他の4人と共に記念撮影
  • BASF取締役副会長兼CTOのDr.マーティン・ブルーダーミュラー氏から受賞者の発表
  • ノミネートされたスタンフォード大学のイー・チェイ氏
  • ノミネートされた粉末治金・新素材国際先端研究センター(インド チェンナイ)のサティヤ・マリヤッパン氏
  • ノミネートされた京都大学の折笠有基氏
  • ノミネートされたスペイン国家研究評議会のアレクサンドレ・ポンルーチ氏
  • 賞を提供したBASFとフォルクスワーゲン
  • ノミネートされた5人は各自研究内容の概略を発表した
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