ヤマト運輸、奈良県で路線バスを利用して「客貨混載」を実施へ---中山間部

業界 レスポンス

ヤマト運輸は、奈良県、宇陀地域公共交通活性化協議会、奈良交通と協力して、路線バス・コミュニティバスで宅急便を輸送する「客貨混載」を奈良県で初めて実施すると発表した。

奈良県では、2016年3月に「奈良県公共交通基本計画」「奈良県地域公共交通網形成計画」を策定し、地域の実情に応じた持続可能な公共交通の実現を目指し取り組んでいる。今回、奈良県、宇陀地域協議会、奈良交通、ヤマト運輸は相互連携し、バスの生産性向上と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的に、路線バス・コミュニティバスで宅急便を輸送する「客貨混載」を奈良県で実施する。

ヤマト運輸は、全国の自治体や企業と連携し、地域の活性化や課題解決に向けてさまざまな取り組みを行う「プロジェクトG」を推進しており、路線バスによる「客貨混載」は5都道府県で実施している。

奈良交通は、主に奈良県全域と京都府南部地域で運行する路線バスをはじめ、高速バス、リムジンバス、定期観光バス、貸切バスなど、年間約5370万人を運ぶ関西の大手バス会社。奈良県と沿線市町村と連携しながら地域に根ざした公共交通ネットワークの維持に取り組んでいる。

「客貨混載」は天川地区で奈良県、奈良交通、ヤマト運輸が10月2日〜2018年3月30日の平日(年末年始を除く)、大淀バスセンター発・天川川合バス停で実施する。

ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)が奈良交通吉野支社で路線バスの車内に宅急便を積み込み、天川川合バス停で担当SDに引き渡す。

奥宇陀地区では、奈良県、宇陀地域協議会、奈良交通、ヤマト運輸が10月1日〜2018年3月31日(10月8日以降の日・祝日及び年末年始を除く)に榛原駅発・掛西口バス停で実施する。

ヤマト運輸のSDが宅急便をコミュニティバス「奥宇陀わくわくバス」の運行受託者の奈良交通の榛原営業所でバス車内に積み込み、集配エリアの掛西口バス停で担当SDに引き渡す。

客貨混載によって地域のバス路線網が維持され、安定的に路線バス・コミュニティバスを利用できることで、病院やスーパーなど多様な施設へアクセスでき、生活基盤の維持・向上につながる。ヤマト運輸の天川地区・奥宇陀地区担当のSDが地区に滞在できる時間が増えるため、集配時間が延長されるなど、宅急便サービスの利便性が向上する。

また、ヤマト運輸は走行距離と時間が天川地区で約60km、約100分、奥宇陀地区で約70km、約120分それぞれ削減できる。

社会実験の結果を踏まえ、本格実施への移行を検討する。加えて、連携を強化し、山間地で集荷した荷物の路線バス・コミュニティバスでの輸送や、他路線での客貨混載などを検討し、地域課題の解決と地域活性化に取り組むとしている。

  • レスポンス編集部
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