可能性広がる、ジェイテクトの高耐熱 Liイオンキャパシタ…人とくるまのテクノロジー2018

新車 レスポンス

ステアリング操作を、従来の油圧ではなく電気モータでアシストする電動パワーステアリング(EPS)が広がるいま、ジェイテクトはEPS構成に入り込む高耐熱リチウムイオンキャパシタを開発。そのプロトタイプを「人とくるまのテクノロジー展」で公開した。

この高耐熱リチウムイオンキャパシタは、同社が2017年9月に立ち上げたBR蓄電デバイス事業室の新領域プロダクトのひとつ。もともとステアリングまわりや駆動部品などを得意としていた同社が、「自社のEPSまわりに最適なキャパシタを、自分たちでつくる」という思いで開発。

ここで直面したのが、既存の12V車両電源の出力不足。「燃費規制、高度運転支援、自動運転という流れのなか、電動パワーステアリングのニーズが高まっている。が、大型車両へのEPS搭載には、12Vの既存車両電源では出力不足だった」と同社。

そこで、キャパシタと充放電コントローラーのパッケージを、このEPSに組み込むことで、車両電源の12Vと、追加されたキャパシタの6Vの、合計18Vの高出力化を実現。EPS適用範囲を広げる可能性を見出した。

その次に取り組んだのが、キャパシタの耐熱性。「車両に搭載するために要求される環境温度は、エンジンルーム内でマイナス40度から125度。車室内であればマイナス40度から85度」で、 従来のリチウムイオン電池やリチウムイオンキャパシタだと、60度ぐらいが限界。残りの28度ぶんについては、冷却システムに頼らざるを得ない。

そこで同社は、85度まで使え、さらに出力する上限電圧を3.6Vまで制限すれば環境温度105度まで使える新型キャパシタを独自開発。

「従来の冷却システムもこれで不要になり、軽量化や小型化にも貢献する」と同社。今後は、キャパシタの単体販売をはじめ、バランス回路を組み合わせたモジュール、充放電コントローラーも組み合わせたシステムとしての販売も行う予定という。

さらに同社は、建設機械や鉄道、発電装置などの領域にもこの技術を売り込み、補助電源、予備電源、電力回生などへと入り込む構え。

  • 大野雅人
  • ジェイテクト(人とくるまのテクノロジー2018)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》
  • ジェイテクト(人とくるまのテクノロジー2018)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》
  • ジェイテクト(人とくるまのテクノロジー2018)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》
  • ジェイテクト(人とくるまのテクノロジー2018)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》
  • ジェイテクト(人とくるまのテクノロジー2018)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》
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