光岡自動車社長「今後10-20年は最低でも年2店舗出していく」
光岡自動車は11月29日、東京都港区のミツオカ麻布ショールームで創業50周年記念の特別企画車『ロックスター』の発表会を行った。冒頭に光岡章夫社長が挨拶したが、それはお詫びの言葉から始まった。
「ロックスターを50周年記念で限定販売することが決まり、最初にうちのエンドユーザーの方にお届けしたいと前もって案内を出した。それがネットに流れてしまい、本当に申し訳ない。今後はそういうことがないようにしていきたい」
その後、先週沖縄で行った全社員による50周年セレモニーに触れ、その時に今後のビジョンを社員に伝えたそうだ。そのビジョンとはどんなものなのか。
「100年以上続く企業」を目指し、ミツオカブランドをさらに強化していく方針だ。「うちの会社はメーカーであり、中古車の販売もしている。それから輸入車ディーラーとして、ランボルギーニやGMのクルマなどいろいろなことをやっている。今後10〜20年は最低でも年に2店舗を出したいと考えている。その中で特にミツオカ車を扱う店舗を日本全国津々浦々に出す方向で、ミツオカ店舗を主とした展開を今後続けていく」
現在、光岡自動車の事業の割合はミツオカ車事業7.5%、輸入車ディーラー事業48%、中古車事業44.5%となっており、ミツオカ車事業の割合が極端に低い。今後はそれを大きく増やしていこうというわけで、ミツオカらしい独特のデザインのクルマがどんどん出てきそうだ。
- 山田清志