メルセデス・ベンツ日本、スポーツを通じた社会貢献活動「ローレウス」をサポート
メルセデス・ベンツ日本は12月12日、スポーツを通じて社会貢献を行う団体「ローレウス」が、日本での支援活動を開始することに伴い、グローバルパートナーの日本法人としてサポートを行うと発表した。都内「Mercedes me Tokyo」において発表会を開催した。
ローレウスは、2000年にリシュモン・グループと、メルセデス・ベンツ日本の親会社であるダイムラー社が共同で設立した財団。「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」「ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミー」「ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード」の3つから構成され、「スポーツには世界を変える力がある」という共通理念のもと、スポーツの力を通して社会貢献を行い、世界中の子供たちや若者を明るい未来へと導くというものだ。
発表会では、「ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミー」のチェアマンで、元ラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス」キャプテンのショーン・フィッツパトリック氏が登壇し、日本での活動開始について抱負を語った。
「日本で活動を始めるにあたって、いまほど最適な時はない。ラグビーワールドカップ、そして東京オリンピック・パラリンピックの開催を控えているからです。そして今回、3名の方に私たちの活動をサポートしていただくことになりました。体操の内村航平選手、サッカーの香川真司選手、そして元テニスプレイヤーの杉山愛さんです。」
そして会場には、スペシャルゲストとして元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が来場し、自身とスポーツとの結びつきについて語った。
「日本で4年間、素晴らしい経験をすることができました。2002年日韓ワールドカップで監督を務め、予選グループを勝ち抜くことができたことは、私の監督生活のキャリアのなかでも最高の功績だったと思っています。日本の人々がワールドカップというイベントをとても楽しんでいたことも印象的でした。」
また、スポーツ教育を通じて人間性を高めることが重要だと強調した。
「特に若い時期にはスポーツを通じた教育が大きな役割を果たす。お互いを尊重しながらルールを守り、楽しむことを学ぶことができる。とても重要なことです。」
発表会の最後には、ローレウスの活動をサポートするパートナーとして、メルセデス・ベンツ日本に加えて、三菱UFJ銀行、IWCの代表者が登場した。
ローレウスの日本での支援活動については、まず「スペシャルオリンピックス日本・東京」と、「NPO法人スポーツカントリーアンビスタ」への出資から開始されることになる。
- 佐藤耕一