ルノー、現状の経営体制を維持…ゴーンCEOの過去4年の報酬に不正見当たらず
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ルノーグループ(Renault Group)は12月13日、取締役会を開催し、現状の経営体制を維持すると発表した。カルロス・ゴーン会長兼CEOの解任は、現時点では判断していない。
ルノーグループはその理由として、現段階では、ゴーン会長兼CEOに不正があったかどうか、判断する情報がない、とした。
また、ルノーグループは日産から、ゴーン会長兼CEOの不正に関する資料を受け取ったことを認めた。この資料の精査が終わっていないことも、ゴーン会長兼CEOの現段階での解任を見送った理由という。
さらに、ルノーグループの取締役会は同社の弁護士に、日産の弁護士と協力して、ゴーン会長兼CEOに関する情報を精査するように求めた。2015〜2018年の期間のゴーン会長兼CEO報酬を調べたところ、現在のところ不正は見つかっていない、としている。
- 森脇稔