パナソニックが小型電動コンセプト「SPACe_C」、ボディ載せ替え可能…CES 2019で発表へ
パナソニック(Panasonic)の米国部門は1月7日、米国ラスベガスで1月8日に開幕するCES 2019において、小型電動コンセプトカーの『SPACe_C』を初公開すると発表した。
SPACe_Cは新プラットフォームをベースに、人、モノ、ことを細かくつなぐことで人々の生活を支え、観光地や街中などで小型モビリティの新たな活用を提案し、地域を活性化させることを目的にした新たなコンセプトの小型モビリティだ。
世界中のさまざまな地域の小型モビリティニーズに対応するため、上下分離構造を採用し、上部は人やモノを運ぶスペースやキャビンとした。下部は「48V ePowertrain」プラットフォームを含む小型モビリティのベースとなる「e-Torta」で構成する。
上部を組み替えることで、人を運ぶモビリティとして、またモノを運んだり、イベントで活用するモビリティになったりと、さまざまな用途展開に対応でき、各地域のニーズに合わせたカスタマイズが可能という。
新プラットフォームは、電源システム部とモーターで構成されている。モーター設計や冷却構造を見直すことで、従来と同じ容積で2倍以上の出力となる18kWの高出力を実現した。高出力の実現により、同じ出力の場合、従来は2ユニット必要だったものを1ユニットに削減することができ、小型化も同時に実現する。この新しいプラットフォームを採用することにより、小型EVのさらなる軽量化、車室空間の拡大、走行距離の延長が可能になる、としている。
- 森脇稔