アウディ初の市販EV、e-tron …予約受注が2万台を突破
アウディは1月22日、ブランド初の市販EV、アウディ『e-tron』(Audi e-tron)の予約受注が2万台を突破した、と発表した。
アウディe-tronは、アウディのラグジュアリーモデルと同等のスペースと快適性を備えた電動SUVだ。5名の乗員とその荷物を積載することができ、長距離ドライブに対応する航続と、幅広い充電方法を用意する実用性の高いEVとなる。
e-tronの駆動方式は、電動4WDの「クワトロ」だ。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は95kWhと大容量で、この効果もあり、1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、最大で400km以上(WLTP)の性能を備える。またe-tronは、市販車としては初めて最大150kWで急速充電を行うことでき、これにより、およそ30分でバッテリーの充電が行える。
e-tronにはモーターが2個搭載され、最大出力360hp、最大トルク57.2kgmを発生する。最高速はリミッターにより、200km/hに抑えられる。またe-tronには、ブーストモードを採用。これはSモードでアクセルをフルに踏み込んだ際、最大8秒間、モーターのパワーを引き上げることが可能なもの。この時、最大出力は408hp、最大トルクは67.7kgmに向上する。この効果で、0〜100km/h加速は5.7秒の性能を実現している。
- 森脇稔