日産がキャンパーコンセプト、リーフ の再生バッテリー搭載…最大1週間分の電力供給
日産自動車の欧州部門は2月18日、EV『リーフ』の再生バッテリーを搭載するキャンピングカーコンセプト、日産『x OPUS』(Nissan x OPUS)を発表した。
英国のOPUS社が開発したトレーラータイプのキャンピングカーが、「Air Opus」だ。車載コンプレッサーを使用して空気を送り込むことにより、キャンピングカーがおよそ90秒で膨張して完成する。
このキャンピングカーコンセプトでは日産が今春、欧州市場に導入する「日産エナジーローム」をAir Opusに搭載する。日産エナジーロームは、リーフから取り外された使用済みバッテリーパックを再利用したポータブルバッテリーだ。
日産エナジーロームは、キャンピングカーコンセプトのフロント部分に搭載。ソーラーパネルの発電分と合わせて、キャンプ中の電力を最大1週間分、供給する能力を備える。また、日産エナジーロームは、キャンピングカーから取り外し、標準の230V家庭用ソケットまたはソーラーパネルアクセサリーに差し込むことによって、充電することができる。
日産x OPUSでは、家庭用電化製品に電力を供給するための230Vコンセントを装備。スマートフォンやその他の周辺機器を充電するためのUSBソケットも採用する。最大でタブレットやゲーム機など10台が接続できる4GモバイルWiFiホットスポットも導入された。230Vのポータブル電子レンジ、2バーナーのガスコンロ、冷蔵庫も装備する。ダイニングスペースや、最大6名が宿泊できる寝室も設けられている。
- 森脇稔