VWとマイクロソフト、クラウドプラットフォームを世界展開へ…戦略的提携を拡大
フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2月27日、マイクロソフト(Microsoft)との戦略的提携を拡大すると発表した。
フォルクスワーゲングループは、マイクロソフトと提携して、クラウドベースのプラットフォーム、「フォルクスワーゲン・オートモーティブ・クラウド」を開発し、すべてのデジタルサービスでカスタマイズ可能なマーケティングプラットフォームを設計している。
フォルクスワーゲンは2020年以降、年間500万台以上の新車をインターネットに接続できるコネクテッドカーにする計画。フォルクスワーゲンはこの自動車向けクラウドの技術基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス、「アジュール」(Azure)を導入した。
フォルクスワーゲンはマイクロソフトと協力して、フォルクスワーゲン オートモーティブ クラウドを開発。これにより、モビリティサービスを活用し、車内でのユーザー体験、テレマティクスなどの新しいサービスとソリューションを実用化していく。
フォルクスワーゲンとマイクロソフトは今回、戦略的提携を拡大すると発表した。フォルクスワーゲンオートモーティブクラウドを欧州だけでなく、中国、米国など世界の他の地域にも段階的に拡大する予定だ。
さらに、フォルクスワーゲンとマイクロソフトは、コネクテッドカーサービスのための最初のプロジェクトにも、協力を拡大。フォルクスワーゲンの北米での新しい開発センターの設立においても、協力関係は進展している、としている。
- 森脇稔