【スーパーフォーミュラ 鈴鹿テスト】若手躍進の傾向が見えた2日目、トップタイムを刻んだのは福住仁嶺

モータースポーツ レスポンス

5日、スーパーフォーミュラ(SF)の鈴鹿公式テストが2日目(最終日)を迎え、参戦2年目となるホンダ期待の新進気鋭・福住仁嶺(ふくずみ にれい)が午前午後総合のトップタイムをマークした。若手ドライバーの躍進が印象的な一日ともなっている。

2日目は朝から好天、終日の完全ドライコンディションとなった。午前が2時間15分、午後は2時間30分、総計4時間45分の走行枠が確保されたこの日も、前日同様にストップ車両回収等による中断時間は少なく、概ね順調にセッションが推移している。新型ワンメイクマシン「ダラーラSF19」が一堂に会しての最初の走行機会ながら、新車の完成度の高さと、各陣営の技術レベルの確かさ、そして参戦ドライバーの優秀さを示す状況であったといえよう(もちろん、調子の良し悪しによる満足度の違いはあるが)。

前日は2回のセッションともオーバーテイクシステム(OTS)の使用がセッション中の上限40秒、再使用までの制限タイムは5秒という設定で認められたが、この日は午前のみ同条件での使用が可能、午後は使用不可とされた(以上の内容はシリーズ運営団体JRPの事前発表による)。

路面へのタイヤのラバーの入りやセッション終盤の温度条件を考えれば、終日ドライなら通常は午後の方が全般に速くなる。だが、午前のみOTSを使えたこの日は少々例外的なタイム状況となった。午前は5人、午後は4人のドライバーが1分36秒台を記録し、それぞれ重複がなかったため、この9人が2日目の総合トップ9という格好になっている。

そんななかで午前のトップタイムをマークしたのは#5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)だった。タイムは1分36秒150。前述したOTSの件があり、総合順位で概況を論ずるのがいつも以上に難しい一日ではあったが、これが2日目の総合トップタイムに。

#5 福住仁嶺のコメント(午前セッション終了時)

「ベストはソフトで出したタイムで、OTSも使いました。アタックのまとまり具合は、普通にまとまったかな、くらいですね。みんなそうだと思いますけど、まだこのクルマに乗っている時間が少ないですし、昨日もほとんど雨だったので、探り探りなところではあります。今年の課題はクルマを勉強して、いい方向にいけるようにすることです。(新車イヤーだけに)僕たちドライバーの(エンジニアに対する)コメント力が重要になってくると思いますので」

新シーズンへの意欲を見せる22歳の福住は昨年、TEAM MUGENから初めてSFに参戦した。欧州のFIA-F2にも並行参戦していたため、SF全戦への参戦はできず、今季が初のフル参戦というかたちになる。

DANDELIONに移籍し、SUPER GT/GT300クラスにもARTAから参戦するなど、今年は国内トップ戦線に腰を据えて戦うことになった福住。昨年のSF開幕戦鈴鹿ではデビュー戦で予選2位(MUGEN)、年末の鈴鹿テストでも初日首位(DANDELION)に立つなどしており、今季の開幕戦鈴鹿に向けても期待高まるところとなってきた。

午後のトップタイム(総合2番手タイム)をマークしたのは#3 山下健太(KONDO RACING/トヨタ)で1分36秒456。そして午後の2番手(総合3番手)には初日総合トップだった#64 A.パロウ(TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ)がつけた。#64 パロウの今日のベストは1分36秒561。2日間あわせての一番時計は初日にパロウがマークした1分35秒904だった。また、#3 山下は連日の総合2番手タイム。

#5 福住は2年目(フル参戦は初)、#3 山下は3年目、そして#64 パロウは今季の新人である。新興勢力がタイムシート上で大いにアピールした一日といっていいだろう。一概にはいえないが、新車イヤーはベテランのアドバンテージが削がれる面もあり、今季の展開がますます楽しみになってきた。

このほか、以下の6人が2日目に1分36秒台のベストタイムをマークしている(*は午前のタイム)。

4位 #1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)1分36秒602*

5位 #15 D.ティクトゥム(TEAM MUGEN/ホンダ)1分36秒640*

6位 #20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)1分36秒673*

7位 #16 野尻智紀(TEAM MUGEN/ホンダ)1分36秒734*

8位 #18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG/トヨタ)1分36秒935

9位 #19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)1分36秒956

SFの今季第2回公式テストは3月26〜27日、富士スピードウェイに舞台を移しての実施となる。今度は世界有数のロングストレートを有する富士で新車SF19がどんな初期パフォーマンスを発揮するかが焦点化するのと同時に、開幕前最終の合同テストでどんな勢力図が見えてくるのかが引き続き注目される。

  • 遠藤俊幸
  • 2日目のトップタイムをマークした#5 福住仁嶺(DANDELION)。《撮影 遠藤俊幸》
  • #3 山下健太(KONDO)《撮影 遠藤俊幸》
  • #64 A.パロウ(NAKAJIMA)《撮影 遠藤俊幸》
  • #1 山本尚貴(DANDELION)《撮影 遠藤俊幸》
  • 2日間の鈴鹿テストは大きなアクシデント等なく、粛々と進んだ印象も。《撮影 遠藤俊幸》
  • 各陣営はピットストップの練習もこなすなどして、シーズンへの準備を進めている。《撮影 遠藤俊幸》
  • 次回テストは3月26〜27日、舞台は富士スピードウェイへと移る。《撮影 遠藤俊幸》
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