BMW 2シリーズ PHV、EVモードの航続25%延長…ジュネーブモーターショー2019
BMWは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、『2シリーズ アクティブ ツアラー』のプラグインハイブリッド車(PHV)、「225xe」の改良モデルを初公開した。
PHVシステムは、BMWブランド初のFF駆動車となった2シリーズ アクティブツアラーの基本構造を踏襲したもの。フロントに積まれるのは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力136hp、最大トルク22.4kgmを発生する。エンジンのパワーは、前輪を駆動する。
モーターは、リアアクスルに配置。最大出力88hp、最大トルク16.8kgmを引き出す。モーターは後輪を駆動。エンジン駆動の前輪と合わせて、4WDとなる。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、224hpのパワーと39.3kgmのトルクを引き出す。0〜100km/h加速は、6.7秒の性能を発揮する。
バッテリー(二次電池)は、リチウムイオン。改良モデルでは、モーター単独で走行可能なEVモードの航続を25%延長し、最大57kmとした。この効果もあり、NEDC計測による欧州複合モード燃費は52.6km/リットル、CO2排出量は43g/kmの優れた環境性能を実現している。
- 森脇稔