メルセデスベンツ、電動化戦略を加速…バッテリー新工場を起工
メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は4月5日、次世代電動車向けのバッテリーを生産する新工場をドイツで起工した、と発表した。
メルセデスベンツは2022年までに、全車種にEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動パワートレイン車を設定する計画だ。これには、48Vのマイルドハイブリッドシステム、「EQ」ブランドのEVなどが含まれており、合計で130車種の電動車をラインナップしていく。
メルセデスベンツを擁するダイムラーは、「CASE」(コネクテッドカー、自動運転、シェアリング、電動化)を経営戦略の柱に掲げている。ダイムラーは電動化戦略を加速し、2025年までに電動車のグローバル販売台数が全体の15〜25%に増加すると見込む。
この戦略に沿う形で、メルセデスベンツは次世代電動車向けのバッテリーを生産する新工場を、ドイツ・シュツットガルトのウンターテュルクハイムで起工した。ウンターテュルクハイム工場は、115年以上の歴史を持つダイムラーの最初の工場。エンジンをはじめ、ハイブリッドパワートレインや燃料電池システムも生産している。
- 森脇稔