手応えと切れのある押し心地の上質なタクトスイッチ アルプスアルパインが開発
アルプスアルパインは4月17日、車載向けに手応えと切れのある押し心地、操作音の静音化を両立した小型ミドルストロークタイプのタクトスイッチ「SKTRシリーズ」を開発し、6月に量産開始すると発表した。
新たに開発したタクトスイッチ「SKTRシリーズ」は、従来品のスイッチ操作部のラバーとメタル接点の構造を見直したことで、手応えと切れのある押し心地と操作音の静音化を両立した小型ミドルストロークタイプのスイッチ。
また、車載向けタクトスイッチとして好評なプリストローク領域を設けたことで、製品搭載時の部材同士が接触することによる異音の発生を防止する。ステアリング周辺やセンターコンソールなどで、確実な操作と快適性が求められる入力デバイスとして適した製品としている。
ステアリングスイッチやセンターコンソールパネル、カーオーディオ、ナビゲーションなどでの採用を想定している。
SKTRシリーズは、既存の「SKPMシリーズ」、「SKPSシリーズ」と取り付けコンパチタイプであるため、既存製品を採用しているモデルでも基板の設計を変更することなく、車種ブランドにあわせた最適な操作フィーリングを選択できるとしている。
サンプル価格は60円。2019年12月に角田工場(宮城県)で月産200万個の生産を計画している。
- レスポンス編集部