日産、西川社長の続投を決定 ルノーのボロレCEOが日産の取締役を兼任

業界 レスポンス

日産自動車は5月17日、西川廣人社長が続投するなどの新しい経営体制を発表した。取締役を11人に増やすとともに、ルノーのティエリー・ボロレCEOも取締役に就任する。

6月下旬に開催する定時株主総会で提案する。

同社は、カルロス・ゴーン事件を受けてガバナンス体制を強化するため、6月の定時株主総会で指名委員会等設置会社への移行を提案する予定。これを前に設置した暫定指名・報酬諮問委員会からの提言を踏まえ、日産の取締役会は新たな取締役候補者について全会一致で決議した。

4月8日の臨時株主総会で日産の取締役に就任したルノーのジャン=ドミニク・スナール会長に加えて、新たにボロレCEOも日産の取締役に加わる。西川社長は続投し、山内康裕最高執行責任者(COO)も取締役となる。

また、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス会長、JXTGホールディングスの木村康相談役などが社外取締役に就任する。井原慶子氏、豊田正和氏の社外取締役2人は留任する。

新しい取締役会は11人で構成、社外取締役が過半数の7人となる。取締役会議長は、社外取締役が務める。残る4人のうち、ルノー側が2人、日産側が2人となる。ルノーは日産に経営統合を求めており、取締役会での今後の動向が注目される。

定時株主総会での承認を受けてから西川氏がCEO、山内氏がCOOを続投する予定。

  • レスポンス編集部
  • ボロレ氏(向かって右)とスナール氏(ルノーグループ会長)《photo by Renault》
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