2019年上期世界販売---1位VW、2位トヨタ、日産連合は3位に後退[新聞ウォッチ]
気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………
自動車大手8社の2019年上半期(1〜6月)の販売・生産台数が発表されたが、世界販売の合計は1406万2625台となり、前年同期よりも1.7%減となったという。きょうの朝日などが報じているが、メーカー別では、トヨタ自動車、ホンダ、三菱自動車、ダイハツ工業の4社は前年同期を上回った半面、日産自動車、スズキ、マツダ、スバルはマイナス。
国内販売の8社合計は250万2108台で0.8%の微増。このうち、日産、マツダ、スバルの3社を除く5社は台数を伸ばした。
一方、世界生産は、トヨタ、ホンダ、ダイハツの3社が過去最高となったが、日産など5社は減少したという。
こうした中、きょうの各紙は、日産と仏ルノー、三菱自動車の3社連合の上半期の世界販売台数に注目。3社合計で521万3673台と前年同期に比べて5.9%下回った。この結果、昨年の上半期は世界販売でトップだった3社連合が3位に転落したそうだ。
トップに返り咲いたのは独フォルクスワーゲン(VW)で、グループ全体の販売台数は536万5300台。2位はトヨタグループの531万1806台で3位の日産連合とは10万台弱の差があった。19年上半期は世界を震撼させた「ゴーン事件」の真っ只中。カリスマ経営者の逮捕も少なからず影響したことになる。
2019年7月31日付
●日産連合首位陥落、上期世界販売6%減、VW,トヨタに抜かれる(読売・2面)
●東京モーターショー、海外勢激減「若者シフト」ドローンレース、eスポ大会も(読売・8面)
●舗装8社課徴金398億円、カルテル公取命令、最高額(読売・33面)
●自動車大手8社世界販売1.7%減、19年上半期(朝日・6面)
●夏の行楽シーズン、渋滞は9日ピーク(朝日・23面)
●ベビーカー乗車安心の一歩を、大江戸線に子育て応援スペース、きょうから、通勤帯なお非難の目(東京・1面)
●勝浦マスコットナンバー盗相次ぐ「カッビー」今月105枚(東京・29面)
●2025年、タクシーは空を飛ぶ(日経・11面)
●三菱電機、純利益10%減、4〜6月、中国でFA機器悪化(日経・15面)
- 福田俊之