【青山尚暉のわんダフルカーライフ】大型犬や多頭を余裕で乗せられる軽自動車は?

新車 レスポンス

今、軽自動車が熱いです。2019年1〜6月期の国産乗用車販売台数ベスト5に軽自動車がなんと4台ランクイン。1位ホンダ『N-BOX』、2位日産『デイズ』、3位ダイハツ『タント』、そして5位がスズキ『スペーシア』。しかも、そのうち3台が、プチバンとも呼べる、著しい進化を遂げているスーパーハイト系軽自動車なのです。

愛犬家の中でも大型犬、多頭飼いの飼い主は、軽自動車なんて狭くて犬を乗せられない! と勝手に想像しているかもしれませんが、実はスーパーハイト系軽自動車なら大型犬だって多頭だってゆったりと乗せられ、それこそ大型クレートも設置可能。

実際、わが家のラブラドールレトリーバーのマリアとジャックラッセルのララもスーパーハイト系軽自動車に撮影の仕事でよく乗っていますが、最新の軽自動車、スーパーハイト系軽自動車の進化、つまり乗降性や居住性、快適性に大満足。高速走行や山道だって、スイスイと気持ち良く、安定感・安心感たっぷりに走ってくれるのですから。

◆犬の乗降性が良いスライドドアと低床フロア

スーパーハイト系軽自動車のドッグフレンドリーポイントはまず、両側スライドドアによる犬の乗降性の良さ。一般的なスイングドアに対してスライドドア部分の開口部が広いことはもちろん、フロアの低さ、段差のなさがポイントです。もちろん、バックドア側からも乗降できるのですが、車高が高く、バックドアが大きいため、車体後部に十分なスペースがないと開けられません。でも、ドアが張り出さないスライドドアなら、それこそ左右にクルマが止まっている駐車場でも犬は楽々、帳面に向かってジャンプし、乗車できるのです。

車種によっては、ハンズフリーパワースライドドアが用意され、リモコンキーを携帯していれば、足でスライドドアの開閉が可能。新型タントなら、軽自動車初のウエルカムオープン機能があり、クルマに戻ったときの自動オープン予約が可能。両手に犬を引いて荷物を持っているような場面では、便利このうえないですね。

段差のない、「掃きだし」と呼ばれるフロアの高さは、スペーシアの345mmを筆頭に、N-BOXの360mm、タントの370mmと極めて低く、13歳になり、足腰が弱ってきた、シニア犬のラブラドールレトリーバーのマリアでも無理なく乗降できたりします。

◆ゆったりとした車内スペースと犬にも嬉しい装備

スーパーハイト系軽自動車の場合、犬の乗車場所は広大なスペースを持つ後席、後席を片側、または両側フラットに格納した拡大ラゲッジスペースということになるのですが、後席のシート座面は、それこそ中型セダンよりゆったり。シート座面長は480〜500mmもあり(ステップワゴンの2列目席で490mm)、シート幅も1100mm前後あるのです。かつての軽自動車の後席は、クッションが薄く、とても快適に座れる席ではありませんでしたが、今では軽自動車、特に後席に人が座る機会がより多いハイト系、スーパーハイト系の後席はかけ心地に不満なし。しかも、格納アレンジ前提だけに、座面が比較的フラットで、サポート性重視で凸凹しているより犬もずっと快適に座っていられるのです。

スーパーハイト系軽自動車ならではのドッグフレンドリーポイント装備としては、まず、スライドドア部分のサイドウィンドウにあるロールサンシェードでしょう。車内の温度上昇を抑えられるため、暑がりの犬もより快適。さらに犬が嫌がる外からの干渉を防いでくれるメリットもあるのです。

また、スペーシアは、天井にサーキュレーターが備わり、車内の空気を効率よく循環させ、室温を均一にキープ。小風量の高速気流を吹き出すことで、冷風や暖かい空気の偏りを解消してくれます。暑がりの犬も、寒がりの犬も、これなら1年中快適にドライブを楽しむことができるでしょう。

◆シートアレンジのバリエーションも豊富

スーパーハイト系軽自動車なら、乗員3名+大型犬、または多頭という乗車フォーメーションにも無理なく対応してくれます。その方法は、5:5分割の後席の片側を倒し、ラゲッジルームと後席をつなぐ、縦長の拡大ラゲッジスペースを作ってあげればいいのです。そのスペースは、ホンダN-BOXの場合、最小幅530mm/最大幅900mm×フロア長1470mm、最小天井高1200mmにも達します(いずれも実測値)。

そのシートアレンジは、すぐ隣に飼い主が座ることができるため、愛犬がより安心して乗っていられるメリットまであるのです。ちなみに、後席を格納したときのフロアのフラット度ではスペーシアが優位です。N-BOXはやや角度がつき、タントはやや角度と段差があります。

さらに言えば、スライドドアから大型犬を多頭乗せるような場合の乗降性の決め手になるのが、後席格納フロア地上高。これが低ければ低いほど、乗り降りしやすくなります。その点では、独創のセンタータンクレイアウトを採用するN-BOXが圧巻。後席はフロアに沈み込むように格納され、フロア地上高は世界のステーションワゴンのラゲッジフロア地上高平均値の約630mmを大きく下回る約590mmでしかありません。ちなみに新型タントは約710mm、スペーシアは約650mmとなります(いずれも実測値)。

もちろん、車体後方にスペースがあるなら、バックドア側からの犬の乗降も可能。その際のラゲッジフロア開口部地上高もまた、N-BOXが480mmと、低さで圧倒。タントは590mm、スペーシアは540mmですが(いずれも実測値)、それでもステーションワゴンのラゲッジフロアより圧倒的に低いのですから、スーパーハイト系軽自動車のラゲッジスペースの使い勝手、荷物やペットの乗降性の良さは抜群と言うしかないでしょう。

◆安全装備と動力性能にも注目

最新の軽自動車はNAエンジンでも十二分な動力性能を備え、基本的な安全性能に加え、自動ブレーキを含む先進安全装備も充実。タントはターボモデルのみとはいえ、渋滞追従型ACC(アダプティブクルーズコントロール/約0〜115km/hで作動)や前後踏み間違いブレーキアシストなどを用意。N-BOXは全車に先進安全装備のホンダセンシングを標準装備するとともに、渋滞追従型ではないものの、ACC(約35〜115km/hで作動)を装備。高速走行の楽々というわけです。

このように、大型犬、多頭の飼い主でも、スーパーハイト系軽自動車なら、愛犬を乗せやすく、快適・安全にドライブを楽しませてあげることができるというわけです。一家に一台のファーストカーとしてならターボモデルをお薦めしますが、セカンドカーや愛犬専用車として使うなら、NAエンジンでも十分なトルク、平地での加速性能を発揮する、新型タント、N-BOX、スペーシアが、ドッグフレンドリーカーとして際立つでしょう。

  • 青山尚暉
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ダイハツ タントRS《撮影 青山尚暉》
  • スズキ スペーシア《撮影 青山尚暉》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ダイハツ タント《撮影 青山尚暉》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ダイハツ タント《撮影 青山尚暉》
  • ダイハツ タント《撮影 青山尚暉》
  • スズキ スペーシア《撮影 青山尚暉》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • スリムサーキュレーター 
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • スズキ スペーシア《撮影 青山尚暉》
  • 【青山尚暉のわんダフルカーライフ】大型犬や多頭を余裕で乗せられる軽自動車は?《撮影 青山尚暉》
  • ホンダ N-BOX《撮影 福永仲秋》
  • 【青山尚暉のわんダフルカーライフ】大型犬や多頭を余裕で乗せられる軽自動車は?《撮影 青山尚暉》
  • スズキ スペーシア《撮影 青山尚暉》
  • 【青山尚暉のわんダフルカーライフ】大型犬や多頭を余裕で乗せられる軽自動車は?《撮影 青山尚暉》
  • ホンダ N-BOX《撮影 青山尚暉》
  • スズキ スペーシア《撮影 青山尚暉》
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