パナソニック、米ソフト会社に20%出資…サプライチェーンのソリューションを強化

業界 レスポンス

パナソニックは5月20日、ソフト会社とのパートナーシップ強化に関するオンライン会見を開き、米ソフトウェア企業のブルーヨンダーの株式20%を取得すると発表した。取得金額は8億ドル(約860億円)だ。

ブルーヨンダーは世界最大のサプライチェーン・ソフトウェア専門企業として35年以上の歴史を有し、サプライチェーン計画から実行、物流、小売業務、eコマースまでバリューチェーンの最適化を進めている。その顧客数は世界中で3300社を超えると言われている。

パナソニックとブルーヨンダーの両社は昨年、日本市場向けのサービス強化に向けて合弁会社を設立していた。今回の出資で両社の戦略的パートナーシップは拡大し、オートノマス(自律的な)サプライチェーンの実現を加速させる方針だ。

例えば、パナソニックのカメラやセンサーなどで捉えた現場のデータを、ブルーヨンダーの人工知能(AI)プラットフォームでリアルタイムに解析し、需給の予測や在庫の最適化、人的リソースの運用オペレーションを自動化する。

「サプライチェーンは新型コロナウイルスの影響がある中で改革は待ったなし。顧客の期待は大きく、われわれのビジネス規模も飛躍的な拡大が期待できる」とパナソニックのコネクティッドソリューションズ社の原田秀昭上席副社長は話し、「サブスクリプションやコンサルティングといった当社にない能力をまず勉強することが事業規模や販売金額以上に大きい」と付け加えた。

また、パナソニックの津賀宏和社長は「今回の出資は、コネクティッドソリューションズ社が取り組んできた“現場プロセスイノベーション”を進化させる重要な一歩と考えている。コネクティッドソリューションズ社ではこれまでカルチャー&マインド改革や働き方改革などを先駆けて推進してきたが、今回の投資でいよいよ事業モデルそのものの変革へと踏み込むことになる」とコメントしている。

先日発表した2020年3月期決算は減収減益と厳しい結果だった。いまのパナソニックは売上高を伸ばす成長事業が見当たらない。そこで、得意のハードウェアにソフトウェアを組み合わせて稼ぐビジネスモデルを模索している。今回の出資による戦略的パートナーシップの拡大はその一例と言っていいだろう。

  • 山田清志
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