ボタンを押すだけでタクシー配車…高齢者の移動・見守り支援など 実証実験

テクノロジー レスポンス

オートバックスセブンは、2月15日より大分市野津原地区にて、高齢者等の移動・見守り支援とタクシー利用の確保・回復を目的とした「IoTプッシュボタンによるタクシー配車実証実験」を実施する。

現在、人口減少や人手不足の問題から、公営バスやタクシーなど、従来型移動サービスの維持が難しい地域も出てきている。そこに住む高齢者の中には、自家用車や携帯電話を持っておらず、買い物や外出といった移動が困難だと感じている人もいる。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公共交通機関の利用者減少により、交通事業者にとって厳しい状況が長引いている。このように、過疎化の課題を持つ地域では、特に高齢者に向けた移動手段の確保が喫緊の課題となっている。

オートバックスセブンと大分県は、地域活性化に関する包括連携協定を締結し、地域活性化に関する8つの取り組みを行っている。今回、その取り組みの一つ、介護・福祉分野における移動支援・生活支援として、大分県が2019年度から推進している「次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会」にて採用された「IoTプッシュボタンによるタクシー配車実証実験」を2月15日〜3月12日に、大分市野津原地区にて実施する。

実証実験ではGPS機能を搭載した「IoTプッシュボタン」4台を地域の高齢者に配布する。IoTプッシュボタンは9.7cm×3.7cm、重さ40gと、コンパクトで持ち運びやすいサイズ。高齢者が病院や買い物へ出かけるときや外出先から自宅に戻りたいときにIoTプッシュボタンを使用することで、自動的にタクシーの配車依頼が可能となる。

ボタンを押すだけで配車依頼ができるため、携帯電話を持っていない人やモバイル機器に不慣れな人でも、簡単に利用できる。また、GPS機能により、体調不良や転倒など緊急時の呼び出しとしても利用でき、高齢者の見守りサービスにも活用可能。同時に、安定的な利用者確保を図ることで、タクシー事業者の新たな移動サービス開発を支援し、地域交通の活性化に貢献する。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • IoTプッシュボタンによるタクシー配車実証実験《写真提供 オートバックスセブン》
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