小田急、新百合ヶ丘駅周辺でオンデマンド交通の有償運行を実施へ
小田急電鉄と川崎市は2月15日、小田急バス、川崎交通産、神奈中タクシーと連携して小田急線・新百合ヶ丘駅周辺でオンデマンド交通「しんゆりシャトル」を実証運行すると発表した。
「しんゆりシャトル」は対象エリア内に設置した約500か所の乗降地点「ミーティングポイント」間の移動を提供するオンデマンド交通サービス。
オンデマンド交通の実証運行は、2月17日から5月16日まで有償で実施する。小田急電鉄が提供するMaaS(モビリティアズアサービス)アプリ「エモット」を使って配車依頼から運賃支払いまでを完了する。また、アプリの複合経路検索機能で鉄道、路線バス、タクシー、自転車シェアなどの多様な交通手段と一体的に情報を提供する。
さらに、子育て世帯の送迎や日常的な生活シーンのニーズを確認するため、保育園、習い事・塾などの教育施設、駅前の大型商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」を対象にしたお試しクーポンを配付してサービスの利用促進と需要、負担軽減効果を検証する。
オンデマンド交通の運賃は1回500円(大人)で、1カ月定期券が2万10000円(同)。車両はトヨタ『アルファード』を使用して最大4台同時運行する。
- レスポンス編集部