整備のプロが「次に乗りたいクルマ」に レヴォーグ 選出、スバル開発トップに聞く…いいクルマアワード2021

業界 レスポンス

自動車整備や用品・部品販売、ガソリンスタンドといった現場で働く人が選ぶ「いいクルマ」とは…。ことしの「クルマ屋さんが選ぶ“いいクルマアワード2021”」では、これまでとは違う意外なクルマが上位に入り、注目を集めた。

それは、スバル『レヴォーグ』。レヴォーグは、トヨタ『アルファード』や日産『GT- R』といった人気車を引き離し、「次に乗りたいクルマ」で堂々1位を獲得し、特別賞に選ばれた(4月26日発表)。

「いいクルマアワード」は、日本カー・オブ・ザ・イヤーなどと違い、選出者たちが「自動車整備、車体整備、買取り、用品・部品販売、新車・中古車販売、ロードサービス、ガソリンスタンド、カーディテイリング、保険などに従事している人」という点がユニーク。

◆注目集める「整備現場視点から」のいいクルマ選び

「価格の割に良いクルマ」「トラブルの少ないクルマ」「リセールバリューの高いクルマ」「カスタマイズしたいクルマ」などの各カテゴリのなかで、彼らが“現場視点”から「いいクルマ」が選出するということで、自動車業界やモビリティ・テクノロジー関連業界からも注目を集めている。

今回で5回目の開催で、主催はオートアフターマーケット連絡協議会。同協議会には、オートバックスセブンやプロトコーポレーションをはじめ、リクルートカーセンサー、ジェイシーレゾナンス、日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会、自動車用品小売業協会といった企業・団体が加盟している。

今回の総有効回答数は4717件で、過去最高の回答数に。そんなことしの「いいクルマアワード」のなかで“常勝トヨタ勢”をさしおいて抜きん出たのが、スバルレヴォーグだった。

◆これまでと違う世界の、クルマの走り・機能・価格へ

なぜ、レヴォーグが「次に乗りたいクルマ」で1位を獲得できたのか。同アワードを主催するオートアフターマーケット連絡協議会は、「ADAS(先進運転支援システム)が注目されるなか、スバルの『アイサイトX』への注目度は高く、多くの人たちがその機能の“違い”に着目している」と伝える。

「プロが実際に乗りたいと実感し、評価されていることから、『特別賞』に選出した。トヨタのさまざまな車種が多く投票数を集めるなか、レヴォーグはまさにプロの注目の的となっているクルマといえる」(同協議会)

同協議会は、このコロナ禍で表彰式を断念。スバル本社では、同アワード選考委員三浦和也委員長(レスポンス編集人)が、スバル商品企画部プロジェクト五島賢ゼネラルマネージャー(GM)に特別賞・トロフィを授与した。

「今回のフルモデルチェンジで先進運転支援の充実と、スポーティかつ上級車並みの乗り心地をめざした。また、高いレベルの先進運転支援が搭載されたクルマを実用的な価格帯で提供することに最後までこだわった」

「クルマを操作する楽しさ、クルマとの一体感など、これまでと違う世界の、クルマの走り・機能・価格のバランスを現場のプロから評価を得られたことに感謝・感激している」(スバル五島賢GM)

◆レヴォーグ=アイサイトXというイメージで指名買い

三浦和也委員長とスバル五島賢GMとの受賞後トークのなかで、スバルがレヴォーグにかけた思いについてこんな言葉があった。

「いま技術規模が大きくなって年々ちょっとずつアップデートするわけにはいかなくなってきている。そうすると、フルモデルチェンジでどーんと大きく進化させなければならない。それはもうフルモデルチェンジを2回経たぐらいのレベルで」

「スバルの車種ラインナップ的にも、たとえば次のインプレッサが現行レヴォーグの上を超えちゃったらレヴォーグの価値がない。そこで、先進運転支援システムのアイサイトXに加えて、走り・機能・価格を追求。これまでの『クルマと人の関係性』を変えるぐらいのチャレンジだった」

「いまレヴォーグ購入者の93%がアイサイトXを装備している。この93%という数字にも、レヴォーグの商品性がユーザーに評価されているひとつの証だと思っている。レヴォーグ=アイサイトXというイメージで指名買いしてもらっている」

◆「クルマとシンクロしているような新感覚」

「アイサイトXの中核となる部分が、スバルでいう『モデルベース開発』。サプライヤーがつくった先進運転支援システムのハードウェアやソフトウェアを載せるのではなく、自社で先進運転支援にむけたアルゴリズムを、日夜テスト走行を繰り返しながらアップデートする。そうしたモデルベース開発を20年以上前から重ねている」

「現行レヴォーグは、主人や彼氏は欲しいはず。そこを、普段は助手席に座る奥さんや彼女が運転したときにも、運転して楽しい、操作性しやすい、安心・安全、快適を感じてもらえるようにつくりこんだ。いままでモデルベース開発で培ってきた技術のすべてがアイサイトXに注ぎ込まれている」(スバル五島賢GM)

「先進運転支援で人の操作が減る」のと「走る楽しさ」は、相反するイメージ。そこをスバルは「まったく新しい『運転する楽しさ』が、このレヴォーグで体感できる」と説明する。

「レヴォーグに乗ると、クルマとシンクロしているような新感覚が得られる。たとえばレーンチェンジにしても、運転支援でピタッと車線変更すると、自分のハンドリングで車線変更している以上に気持ちいいと感じるはず。クルマに任せる気持ちよさ、クルマと対話しながら“いっしょに走る”という、新しい操作感が体感できる」(スバル五島賢GM)

今回の「クルマ屋さんが選ぶ“いいクルマアワード2021”」で「次に乗りたいクルマ」の1位に君臨したレヴォーグ。整備現場のプロたちが「次に乗りたい」と思う気持ちは、こうした「これまでのクルマを操作する気持ちよさとは、まったく違う世界の新しい操作感」を体感したいという想いからではないか。スバル五島賢GMの話を聞いていて、そう感じた。

  • 大野雅人
  • いいクルマアワード特別賞を受賞したスバル・レヴォーグとスバル五島プロジェクトゼネラルマネージャー(向かって左)と三浦選考委員長《写真撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
  • いいクルマアワード特別賞を受賞したスバル・レヴォーグとスバル五島プロジェクトゼネラルマネージャー《写真撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
  • いいクルマアワード特別賞を受賞したスバル・レヴォーグとスバル五島プロジェクトゼネラルマネージャー(向かって左)と三浦選考委員長《写真撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
  • いいクルマアワード特別賞を受賞したスバル・レヴォーグ《写真撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
  • いいクルマアワード特別賞を受賞したスバル・レヴォーグとスバル五島プロジェクトゼネラルマネージャー《写真撮影 大野雅人(Gazin Airlines)》
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