住友理工、フィルム加飾オーナメントなど初出展へ…人とくるまのテクノロジー2021

テクノロジー レスポンス

住友理工は、5月26日から7月30日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2021オンライン展示会」に、住友電工、住友電装と3社共同で出展する。

電気自動車(EV)の拡大や、自動運転車の技術進歩など「CASE」への取り組みが加速し、自動車産業が大きな変革期を迎える中、住友理工は同社の強みである「高分子材料技術」「総合評価技術」を駆使し、新たな製品や材料の研究・開発に積極的に取り組んでいる。展示会では、特に「C:Connected」「A:Autonomous」「E:Electric」に関わる同社グループの製品を展示する。

Connected対応では、エンブレムなどの外装部品や、内装部品に活用できる「フィルム加飾オーナメント」を初出展する。独自のフィルム貼り付け工法により、細かな凹凸が表現できるほか、塗装と比較して溶剤使用が少なく、環境にも配慮。特殊金属調フィルムを採用することで、電波透過・光透過性能を保持し、ミリ波レーダー対応エンブレムへの適応やイルミネーション化が可能だ。

Autonomous対応では、前回出展した高機能アームレストを改良し、操作したい時にスイッチが出現する仕組みへと進化。シンプルかつ機能的なインテリアとして、より直感的な操作や快適なモビリティライフに貢献する。特定のエリアに手が近づいたことを検知してスイッチを表示するとともに、内蔵された柔軟な「スマートラバー(SR)センサ」でスイッチ動作を実現。また、ハプティクス(触覚)インターフェースを搭載し、電気を通す特殊ゴム材料「SR」でできた駆動装置(アクチュエーター)がスイッチ動作への応答を振動で人に伝える。

ドライバーモニタリングシステム(プロトタイプ)は、SRセンサをクッション形状に加工してシートの座面に設置し、計測した座面の圧力変化からドライバーの心拍数・呼吸数・体の動きなどを検知。測定値から疲労や居眠り、急病予兆などドライバーの状態を推定し、警告や運転支援システムの作動、外部への通報などのサービスへとつなげる。

Electric対応では、薄膜高断熱材「ファインシュライト」を初出展する。高分子材料技術を応用し、空気が動けないほど微細な、ナノサイズの細孔を持つ高断熱フィラー(シリカエアロゲル)を塗料化。不織布、成形樹脂などの基材にコーティングすることで、静止空気以上の高断熱性を発揮する。EVではすべてのエネルギーを電気で賄うことになるため、冷暖房の効果を高める本製品は、航続距離の延長に貢献。車載用のほかに、家電や住宅、フードデリバリーなど多様な分野での活用が期待されている。

同じく初出展となる「電池セル間断熱材」は、ファインシュライトのバインダー配合技術をさらに発展させ、数百度の高温に耐えられる断熱材をEVのリチウムイオン電池向けに開発。セルが異常に発熱した際に、隣接するセルへの熱連鎖を抑制し、車両火災につながるような大事故を回避する役割を担う。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • 高機能アームレスト《写真提供 住友理工》
  • ドライバーモニタリングシステム《写真提供 住友理工》
  • 薄膜高断熱材:ファインシュライト《写真提供 住友理工》
  • 電池セル間断熱材《写真提供 住友理工》
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