アルプスアルパイン、ハンズオフ検知用ECUを開発---4極マルチゾーン仕様で精度向上

テクノロジー レスポンス

アルプスアルパインは、ハンドルの握り方を細かく判別することで自動運転支援システムに対応するハンズオフ検知(HoD:Hands Off Detection)用のECUを開発。2021年春より量産を開始した。

自動運転支援システムの普及が進み、昨今では、高速道路走行時や低速走行時などの条件下に限り、システムが全ての運転タスクを実行する高度なシステムが開発され、販売が開始されている。これらの機能を搭載した自動車では、自動運転支援と手動運転の切り替えを安全かつスムーズに行うため、運転状態の検知・判断が必要。その一つとしてドライバーのステアリングホイール掌握状態を判断するハンズオフ検知機能があり、その他複数の運転状態判断システムと連携することで安全な運転主体の切り替えが可能となる。

現在、ステアリングホイールの掌握検知はコスト・性能面から静電容量方式が主流。ECUはステアリングホイールに巻きつけられた専用静電容量センサで検知した情報からドライバーのタッチ判定を行い、先進運転支援システム(ADAS)へタッチ合否を展開する。既存のハンズオフ検知システムは1極のみのモノゾーン仕様に対し、アルプスアルパインは4極のマルチゾーン仕様を開発。ステアリング、掌握パターン判定を細分化することでシステムの効率的な切り替えとタッチ判定の信頼性向上を実現した。

また、静電容量の制御では、温湿度や電磁ノイズに対する環境耐性とセンサ自体の感触性能を維持しつつ、物理的ストレス耐性も考慮が必要。さらに用途別のセンサ材に最適な個別制御も必須となる。アルプスアルパインでは、ノートPCやゲーム機、車載向けの操作パネル開発で培ってきた知見を生かし、ステアリングホイール専用静電容量センサに対応したハンズオフ検知用ECUを開発。2021年春よりステアリングメーカーへ納品開始している。

2025年度には、自動運転支援機能のさらなる高度化が見込まれており、ハンズオフ検知機能のニーズが世界的に拡大していくと想定されている。アルプスアルパインは、本製品の開発実績をベースに自動車メーカーやステアリングメーカーへ提案・拡販を進めていく。また、ハンズオフ検知向け以外にも、車室内外のさまざまなHMIシステム向けに静電容量技術を応用した製品を提案していく。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • 自動運転支援システム対応のハンズオフ検知用ECU《写真提供 アルプスアルパイン》
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