整備工場の負担軽減へ、自動車リース業界がメンテナンス管理の共通化へ

業界 レスポンス

オリックス自動車、住友三井オートサービス、日本カーソリューションズ、三菱オートリースと三菱商事エネルギーは10月12日、自動車リース業界を横断する車両メンテナンス管理共通プラットフォーム「FLEET PITLOCK(フリート・ピットロック)」の開発・普及に向けた業務提携契約を締結した。

自動車整備工場では、国家資格の取得やメンテナンス技術の習熟までに一定の経験が必要なことから、新たな人材確保が難しく、高齢化も急速に進んでいる。また、車両の進化に伴う新規技術の習得でも、整備工場の負担が高まっている。このような状況で、廃業する整備工場も少なくなく、一部の地域ではメンテナンスの担い手不足が喫緊の課題となっている。

自動車リース業界では、車両を企業や個人に長期間賃貸し、併せて車検、修理・点検など、車両維持管理業務にも対応。整備工場では、複数のリース会社のメンテナンスを請け負っているケースが多く、各リース会社固有のシステムと連携せざるを得ないことに加え、電話やFAXでのメンテナンス依頼も未だあり、複雑な受注体制となっていた。

これらの課題に対応すべく、三菱商事エネルギーでは、グループ会社のカーフロンティアが提供する自動車メンテナンスの管理専門WEBシステム「ピットロック」のノウハウを転用し、自動車リース業界を横断する共通プラットフォームとしてフリート・ピットロックを開発。業界全体に普及させていくことを目的に、5社は合同で業務提携契約を締結した。

フリート・ピットロックは、各リース会社のメンテナンス依頼データ(車両・顧客・契約内容など)を集約し一元で閲覧・管理できる。また、メンテナンス対象月の車両を容易に検索し、自動でWEB予約の案内メールを発信しスケジュールを管理。メンテナンス状況(入庫中、一時返却中など)を確認・更新できるステータス管理機能や、リース会社へのメンテナンス報告と請求情報を一元化する請求管理機能などを備える。これらの機能により、法人車両メンテナンスを受託する整備工場の効率化に大きく寄与。また、整備工場のみならずメンテナンスを受けるエンドユーザーでも、WEB予約によるフレキシブルなメンテナンス予約が可能となり、メンテナンスの日程調整の効率化に貢献する。

5社は2022年10月の稼働開始を目指し、三菱商事エネルギーがフリート・ピットロックの開発・運用を担い、オリックス自動車、住友三井オートサービス、日本カーソリューションズ、三菱オートリースの4社はその開発協力と自社システムとの連携を検討していく。業界上位4社が提携することで、自動車リース業界の構造変革を牽引するとともに、パートナーである自動車整備工場の業務効率化を支援していく。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • フリート・ピットロック《写真提供 オリックス自動車/住友三井オートサービス/日本カーソリューションズ/三菱オートリース/三菱商事エネルギー》
  • 整備工場の現状《写真提供 オリックス自動車/住友三井オートサービス/日本カーソリューションズ/三菱オートリース/三菱商事エネルギー》
  • FLEET PITLOCK稼働後のイメージ《写真提供 オリックス自動車/住友三井オートサービス/日本カーソリューションズ/三菱オートリース/三菱商事エネルギー》
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