VW、未来のロボタクシー発表…自動運転コンセプトEV『One Pod』

エコカー レスポンス

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月14日、都市向けの新しい自動運転コンセプトEV、『One Pod』をドイツ・ベルリンで初公開した。12月31日まで、フォルクスワーゲングループフォーラム「DRIVE」に展示している。

◆VWグループフューチャーセンターヨーロッパが開発

この自動運転コンセプトEVは、フォルクスワーゲングループフォーラムにおいて開催中の「Go.City 都市のモビリティの未来」展でワールドプレミアされた。Go.City 都市のモビリティの未来展では、都市のビジョンと将来の交通計画を提示している。

自動運転コンセプトEVは、ドイツ・ポツダムのフォルクスワーゲングループフューチャーセンターヨーロッパによって開発された。個人のモビリティ、公共交通機関、物流輸送を最適に補完しつつ、それぞれが相乗効果を引き出すことを狙う。

◆外部との通信はライトストリップの信号で行う

One Podの「One」は、「Oneソリューションforオール」の略だ。One Podという名称には、フォルクスワーゲングループの新しいコンセプトカーのアイデアとイメージを表現しているという。インテリアは、たとえば「サービスとしてのモビリティ(Mobility-as-a-Service:MaaS)」を提供するロボタクシーなど、さまざまな目的のためにカスタマイズできる。

One Podは、広いウィンドウエリアを備えている。ルーフとサイドの大きな窓からは、ゲストに最適な景色を眺めることができる。外部との通信は、車両のライトストリップの信号で行う。他の道路利用者に通知し、必要に応じて警告することができる。One Podの背面には、利便性を高めるための折りたたみ式自転車ラックが装備されている。

フォルクスワーゲングループフューチャーセンターヨーロッパのピーター・ウーダ責任者は、「One Podでは、とくに子どもや高齢者に、環境に優しく安全な方法で都市を移動するための新しいオプションを提供している」と語る。

◆縁石を検出して車両のフロアを縁石の高さまで下げる

OnePodは、片側に2つの大型の観音開きドアを装備した。これにより、室内へのアクセス性を引き上げている。目的地に到着すると縁石を検出し、車両のフロアを縁石の高さまで下げる。これにより、ベビーカーや車椅子のユーザーにフレンドリーな設計とした。

乗客の存在はOnePodによって認識され、乗客が近づくとドアが自動的に開く。ドアのディスプレイが、乗客にドアの開閉を通知する。

ディスプレイやアームレストに組み込まれた直感的なコントロールシステムにより、すべてのアプリケーションで最適な視認性とアクセスを可能にしている。中でも、アームレストのコントロールシステムは、ヘッドライナーに取り付けられた情報をリモートで制御できる。

◆「レベル5」の自動運転を想定

One Podは、「レベル5」の自動運転を想定している。レベル5では、あらゆる状況においても操作が自動化されており、ドライバーはステアリングホイールやアクセルを操作する必要がない。

ひとつ下の「レベル4」同様、車両が交通状況を認知して、運転に関わる全ての操作を行う。さらにレベル5では、場所などの制限なく、ほぼ全ての条件で自動運転が可能になる。いわゆる完全自動運転車として、運転に関する操作は全て車両が担う。

レベル5の自動運転車では、シートアレンジやデザインの自由度が格段に上がり、本来の自動車の形とは全く違ったパーソナルモビリティへと進化する。リビングのような空間で、全ての乗員がくつろぎながら移動できる安全で快適な移動手段として、自動車の意味合い自体が大きく変化すると見込んでいる。

  • 森脇稔
  • フォルクスワーゲン One Pod《photo by VW》
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