マツダ RX-7をカスタマイズし、1000馬力に…米国の展示会で発表へ
トーヨータイヤ(Toyo Tires)の米国部門は、11月2日に米国で開幕するSEMAショー2021において、マツダ『RX-7』のカスタマイズカーを初公開する。
このRX-7は「FD3S」型の1994年モデルで、ジョナサン・グルンヴァルト氏がカスタマイズした1台だ。同氏が所有するマツダRX-7のカスタマイズは、今年で8年目となり、年々レベルアップしている。同氏はすでに、トーヨータイヤとの間で、14回連続でSEMAショーでのカスタムコラボレーションを展開している。
今年のマツダRX-7のカスタマイズカーは、「TCPマジックUSAヘリテージ7」と命名された。マツダのチューニングとモータースポーツに対するジョナサン・グルンヴァルトの情熱の集大成になる、と自負する。
カスタマイズの内容は、RX-7が本来搭載している2ローターの「13B」型エンジンを、3ローターの「20B」型エンジンに載せ替えたうえで、ギャレットモーションの「G42-1450」ターボチャージャーやハルテックエリートのエンジンマネジメントシステムを追加するというもの。これらのカスタマイズにより、最大出力1000hpを獲得する。
また、トランスミッションは、HGTの6速シーケンシャルを採用した。フロントスポイラーや大型リアウイング、ディフューザーなどのエアロパーツも装備する。足回りには、KWの特注モータースポーツサスペンションに、トーヨー「PROXES R1R」タイヤを組み合わせている。
- 森脇稔