GR 86カレーとBRZカレー、ベースは同じで味付けは異なる…限定販売
富士スピードウェイで21日に開催されるFUJI 86 style with BRZ 2021 PART 2。富士スピードウェイのレストランCRANE Gardenで「GR 86×SUBARU BRZ 味の差カレー」が販売される。1枚のプレートに盛られたご飯のりょうがわに、それぞれ味の異なる2種類のカレーが用意される。
販売の経緯と味の差について、GRブランドマネジメント部マーケティング室の加藤大樹氏と、スバルマーケティング推進部宣伝課の高橋望美氏に、説明してもらった。
このカレーの構想は、トヨタ『GR86』とスバル『BRZ』を作る工場の食堂でカレーを食べている時に浮かび上がったそうだ。カレーでも両社の違いを表現できないかと、時間をかけて構想を熟成させた。そして、クルマと同じようにベースは同じながら、そこに付け加えるアクセントによって差を作り、「5種類から3種類に絞りこみ、さらに絞り込んでこの味に決まりました」(高橋氏)と、吟味を重ねた。
「GR86ではシャープでスパイスが効かせている」(加藤氏)、一方のBRZは「上質でマイルドな仕上がりを目指した」(高橋氏)と、車両の性格と同じような仕上がりの違いになっている。
GR側では開発ドライバーの佐々木雅弘選手に味見をしてもらい、意見を聞いた。佐々木選手は「ベースは同じでも少しピリっというか、スパイスを効かせた味付けにしてもらいましたし、少し辛みも強めにしてもらいました。クルマと同じような感じに」と味付けにもリクエストしたそうだ。
BRZ側では井口卓人選手が、「あまり辛いのは少し苦手なんですよ。なのでBRZのような、甘みとコクのある味は自分好みで良い感じです」と感想を述べる。
「どちらが美味しいというのではなく、どちらも美味しいので、味付けの違いを楽しんで欲しい」(加藤氏・高橋氏)。限定販売で、プレートには両車がデザインされたプリントが敷かれ、クリアファイルがプレゼントされる。
- 雪岡直樹