スバル、AIモデルで高精度なカムシャフト研削を実現

業界 レスポンス

SUBARU(スバル)は、富士通と共同で開発してきた、エンジン部品研削加工工程の品質を高精度に判定するAIモデル、および製造現場でのAIモデルの管理を支援する富士通の「COLMINA 現場品質AI」の本格稼働を1月末より群馬製作所大泉工場にて開始した。

スバルでは、2018年7月に発表した新中期経営ビジョン「STEP」で掲げたモノづくりの品質改革のため、IoTやAIなどのデジタル技術を活用した生産工場のさらなるレベルアップを推進する取り組みを実施している。

その取り組みの一環として、スバルと富士通は、2019年12月から2020年12月まで、エンジンのカムシャフト研削加工工程の品質保証にAIモデルを活用する実証実験を実施した。さらに量産運用を想定した「COLMINA 現場品質AI」の開発・実証を2020年8月から2021年12月まで実施。点在する複数の設備に組み込まれたAIモデルのリアルタイムな稼働監視や、長期的なAIモデルの品質維持を実現しつつ、AIモデルで加工中の全カムシャフトの品質をリアルタイムに推測可能なことを確認し、今回本格稼働に至った。

COLMINA 現場品質AIでは、エンジンのカムシャフト研削工程にて、研削設備に接続したセンサーから、全カムシャフトの主軸動力値や振動のセンシングデータを、エッジデバイスを介して収集。収集したデータを基に本AIモデルで推測した品質状態が、品質基準値の範囲内かどうかを判定し、設備側へフィードバックする。

また、COLMINA 現場品質AIをAIモデルと連携させて導入することで、複数の設備に組み込まれたAIモデルの一元管理を実現する。また、予測精度が維持されているかどうかをAIモデルの推論結果と検査結果を照らし合わせて常に監視。予測結果を蓄積・評価することで、AIモデルのチューニング時期を判断でき、必要に応じてAIモデルの再学習と展開が可能になる。

今回のAIモデル本格稼働により、全カムシャフトの研削加工時の品質保証を高精度かつリアルタイムに実現したほか、COLMINA 現場品質AIによるAIモデルの一元管理やライフサイクル管理により、効率的なAIモデルの運用や、AIモデルの品質を継続的に維持した運用を実現。合わせて、大泉工場をはじめとした群馬製作所全体でのリアルタイムデータを活用した品質保証レベル向上に向けたAI活用基盤を確立した。

今後、両社は、本AIモデルや、取り組みを通じて確立したAI活用基盤、ノウハウについて、他部品や工場全体への横展開を推進し、さらなる生産性や品質の向上を目指す。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • システムイメージ《写真提供 SUBARU》
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