UDトラックス、被災地支援プログラムを開始…2種類の災害支援車を開発

業界 レスポンス

UDトラックスは、トラックと従業員のマンパワーを活用する災害支援プログラムを開始。2種類の「災害支援車」を開発・披露した。

地球温暖化に伴う気候変動により水害や土砂災害、渇水被害などの自然災害の頻発化、激甚化が懸念されている。UDトラックスは本社を構える埼玉県上尾市に広い敷地と多くの人的資源を抱えており、これを災害援助や復興支援に役立てようと、地方自治体や支援活動団体関係者と協議を開始した。

その中で見えてきたのが、「プライバシー確保」の課題だった。避難所では限られた空間の中で共同生活を余儀なくされるため、とりわけ女性や子ども、障がい者や高齢者などにとっては心身への負担が非常に大きくなる。そこで、同社のトラック荷台部分をプライバシーが確保できる空間として活用する「災害支援車」を開発した。

災害支援車はバンタイプの小型トラックで、避難所や被災現場での運用を想定。室内にはエアコン、冷蔵庫、水タンク式シンク、充電キャビネット、AED装置などを完備し、プライバシーを確保した2つの個室でオムツ替えや授乳といったベビーケアや、障がい者や高齢者の身体ケアなどの個別用途に対応している。また、ソーラー発電システム、ディーゼル発電機、リチウムイオン蓄電器を搭載。モバイルバッテリーの充電や貸し出しサービスなどを通じ、ライフラインとしての通信を確保するための手段を提供する計画だ。

さらにもう1台の災害支援車も用意。平ボディタイプの小型トラックで、主に被災現場にて土のうや被災家財の運搬用途で運用する予定だ。重量物の積載や倒壊家屋の下敷きになった家具などの搬出を想定し、テールゲートリフターやウィンチを搭載している。

両車両は公道走行が可能となっており、緊急時における柔軟な災害支援活動に対応できる。また、実際の運用に際しては、上尾市、社会福祉協議会、その他関係団体と緊密に連絡・連携した上で、派遣の有無や派遣先の調整を行う。なお、当面は上尾市内での活動を想定しているが、活動の成果を検証しつつ、上尾市外や同社が事業を展開するその他の地域への横展開も将来的な課題として検討していく。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • オムツ交換台を設置した個室《写真提供 UDトラックス》
  • 屋根全面のソーラーパネルで発電《写真提供 UDトラックス》
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