GR 86 のボディパーツ群:アーティシャンスピリッツ…モーターファンフェスタ2022
富士スピードウェイに2万人を超える来場者を集めた「モーターファンフェスタ2022」(4月24日開催)。会場内にはD1グランプリの開催や試乗会が催されるなど、盛りだくさんなイベント内容となった。
中でも多くの来場者が集まったのが100を超える出展社ブース。コロナ禍の自粛期間を経てリアルにカスタマイズパーツを見て回るユーザーは皆さん存分に楽しんでいたようだった。そんな出展社の中で、注目したのがアーティシャンスピリッツのブース。トヨタ『GR 86』、『GRスープラ』、『アルファード』、レクサス『LS500』の4台のデモカーを出展。個性的でスポーティなボディパーツをアピールした。
中でも注目を集めていたのがGR 86のボディパーツ群だ。新作となったボンネットをお披露目し、市場への普及が急ピッチで進んでいる86ユーザーからの熱い視線を集めた。
ボンネット形状はかなりスポーティ、エアスクープはダミーでは無く本物の導風口を設けて機能面でもきっちり効果を兼ね備える仕様。デザイン的には同社のボディパーツに共通するスポーティと純正ラインを崩さない造形を守り、他のパーツとのコンビネーションも絶好とした。
またフロントアンダースポイラーやフロントサイドディフューザー、リアまわりのデュユーザーなどを備えたボトムエアロはスポーティさを強調するシャープなラインが特徴。中でもオーバーフェンダーは6ピース構造で純正のボディラインを生かしつつ、かなり攻めたデザインでインパクトも十分。トータルバランスに優れたボディメイクを目指すなら見逃せないアイテム群となった。
また、ひとあし早く人気モデルとなっているGRスープラのボディキットも展示された。こちらもエアロ形状のボンネットが印象的。凹凸感の強いデザインでスープラのフロントセクションを彩る。カーボンリアウイングもかなりスポーティな形状としている。
さらにレクサスはLS500 F-SPORTが出展。カーボンボンネットを備えてLS500の持つスポーツマインドをより一層前面に押し出したコーディネートとしていた。
もう一台の出展車となるアルファードにも多くのユーザーが集まった。LMの純正グリルやリアまわりなどの各部パーツ類を移植してLM化しているのがまずは特徴。その上でカーボンボンネットやリップ、グリルのカーボン処理などを施しているのが見どころとなった。
リアまわりでは大型のルースポイラーに加えてゲートスポイラーも装備する手の込んだ作り込みも注目ポイントとなった。多くのパーツをカーボンフィニッシュすることでスポーティさを前面に押し出したLMモディファイが完成した。
- 土田康弘