【SUPER GT 第2戦】レッドフラッグ2回の荒れたレースを制したのはARTA NSX

モータースポーツ レスポンス

静岡県・富士スピードウェイで4日、SUPER GT第2戦の決勝レースが行われ、セフティーカーの導入やレッドフラッグによる中断が度重なる荒れた展開となる中、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が優勝した。

前日に行われた予選でGT500クラスは、#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)がポールポジションを獲得。2番手に#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)、3番手に#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、4番手に#37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)と、上位4台をSupraとZで分け合う形となった。NSX勢は5番手の#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が最上位。以下、#38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)、#100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)と続いた。

決勝レースは100周、約450km。スタート直後に大きく順位が変わり、#37 KeePer TOM'S GR Supraフェネストラズが4番手から一気にトップに浮上。3番手スタートの#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z千代が2位に上がり、なんと8番手スタートの#36 au TOM'S GR Supra坪井が3位に浮上してきた。ポールポジションの19 WedsSport ADVAN GR Supra阪口は4位にドロップ。5番手スタートの#8 ARTA NSX-GT福住は6位で1周目を終えた。

2周目には#36 au TOM'S GR Supra坪井が2位に浮上し、TOM’Sチームのワンツー体制に。そして7番手スタートだった#100 STANLEY NSX-GT山本が4位に上がってきた。

その後、#37 KeePer TOM'S GR Supraフェネストラズと#36 au TOM'S GR Supra坪井、#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z千代の3台によるトップ争いが続いたが、24周目、ついに#36 au TOM'S GR Supra坪井がトップに浮上。3位#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z千代は徐々に前の2台から引き離され始めた。

26周目から1回目のピットストップが始まり、41周目に#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)を除いた全車のピットストップが終了した。この時点で実質上のトップ3はピットストップ前と変わらず、アレジにドライバー交代した#36 au TOM'S GR Supraがトップ、2位は宮田にドライバー交代した#37 KeePer TOM'S GR Supra、3位は高星にドライバー交代した#3 CRAFTSPORTS MOTUL Zの順となっていた。

43周目、GT300クラスのマシンのアクシデントが発生しFCY(フルコースイエロー=全車一定速度で走行)が出された。このタイミングで唯一ピットストップを行っていなかった#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraがピットに滑り込み、コース上のマシンがスロー走行する中、3位でコースに復帰。スタート順位は14番手、ピットストップが始まる前は12位を走行していたが、FCY中のピットストップで大きくジャンプアップしてきた。

その後、FCYはセフティーカー導入に変わり、さらには破損したバリアを修復するためレッドフラッグが提示された。約30分後に残り約半分の47周でリスタート。1コーナーではトップ3のSupraが激しい攻防戦を見せ、なんとTOM’Sの2台が接触してしまった。その間に#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口がトップに浮上。#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z高星が2位、#37 KeePer TOM'S GR Supra宮田は3位に転落し、4位は#8 ARTA NSX-GT野尻、そして#36 au TOM'S GR Supraアレジは5位に落ちていた。

58周目、#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口、2位#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z高星、3位#37 KeePer TOM'S GR Supra宮田は激しいバトルを展開し、3台が数珠つなぎでホームストレートを駆けていった。その直後、#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口がスローダウンしたマシンを避けたが、#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z高星が対応できず約297km/hの速度からスピン。他のマシンとの接触はなかったものの、ガードレールに激しくクラッシュした。

このアクシデントで2度目のレッドフラッグが振られレースは中断。高星は自分でマシンから降り無事は確認されたが、ドライバー、関係者を含め現場は騒然となった。

破損したガードレール修復のため約1時間半の中断ののち、18時10分にセフティーカーランでレースは再開されたものの、最大延長時間は18時20分。最終的にセフティーカーランのまま、62周終了時点でチェッカーフラッグが振られた。

トップでチェッカーフラッグを受けたのは#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra、2番目は#37 KeePer TOM'S GR Supraだったが、39号車には中断中の作業違反、37号車には接触行為のペナルティが下され、レース結果に40秒加算。3番目にチェッカーフラッグを受けた#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が繰り上がり、今季初優勝を飾った。

2位は#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)、3位は#12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)と、開幕戦に引き続き、Supra、NSX、Zの3陣営が表彰台を分け合う結果となった。

なお今回のレースは規定周回数の75%に満たないため、獲得ポイントは半分となっている。

GT300クラスは2番手スタートの#10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が、ポールポジションの#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)を1周目に捕らえトップに浮上。FCY、セフティーカーラン、2度のレース中断を経ても終始トップを守りきり優勝。富田にとっては2015年以来7年ぶりの優勝、大草にとってはデビュー2戦目での初優勝となった。

2位は4番手スタートの#34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有治)、3位は#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)。早目に2度の給油義務を済ませ、優勝に向けて一番有利な位置を走っていた#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰/菅波冬悟)は、2度目のレース中断後に給油義務が撤廃されたため勝負権を失い、9位でフィニッシュした。

次戦、SUPER GT第3戦は5月28日・29日の日程で鈴鹿サーキットを舞台に開催される。

■SUPER GT第2戦富士、GT500クラス決勝結果(トップ10)

1. #8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)

2. #36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)

3. #12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

4. #23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)

5. #100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

6. #19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

7. #14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

8. #24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)

9. #17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)

10. #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)

■SUPER GT第1戦岡山、GT300クラス決勝結果(トップ10)

1. #10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)

2. #34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有治)

3. #61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

4. #11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)

5. #88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

6. #96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

7. #56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

8. #2 muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)

9. #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰/菅波冬悟)

10. #360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中篤/柴田優作)

  • 藤木充啓
  • GT500クラス表彰式《写真撮影 益田和久》
  • GT500クラススタートシーン《写真撮影 益田和久》
  • #8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)ピットストップシーン《写真撮影 益田和久》
  • GT500クラス2位の#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)《写真撮影 益田和久》
  • GT500クラス3位の#12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)《写真撮影 益田和久》
  • GT300クラス表彰式《写真撮影 益田和久》
  • GT300クラススタートシーン《写真撮影 益田和久》
  • GT300クラス優勝の#10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)《写真撮影 益田和久》
  • GT300クラス2位の#34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有治)《写真撮影 益田和久》
  • GT300クラス3位の#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)《写真撮影 益田和久》
  • ピットストップ作戦でGT300クラス優勝に一番有利な位置を走行しながらも、給油義務がなくなり9位でフィニッシュした#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(川合孝汰/菅波冬悟)《写真撮影 益田和久》
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