【F1 イギリスGP】フェラーリのサインツが150戦目で初優勝…フェルスタッペンは7位

モータースポーツ レスポンス

シルバーストン・サーキットで4日、F1第10戦イギリスGPの決勝レースが行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションから一時順位を落としたが、最後は自身初となる優勝を飾った。

第1回F1グランプリが開催された伝統の地、シルバーストン・サーキットを舞台に開催されたイギリスGP。3日にウエットコンディションで行われた公式予選では、カルロス・サインツ(フェラーリ)が自身初となるポールポジションを獲得した。

予選2番手は現在ランキングトップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、4番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)と、予選はフェラーリとレッドブルの4台でトップ4を分け合う結果となった。

決勝レースは52周。スタート直後にフェルスタッペンがサインツを抜いてトップに立ったが、後方で5台が絡むアクシデントが発生。これでレッドフラッグが振られレースは中断された。このアクシデントでマシンが逆さまになってコースから飛び出した周冠宇(アルファロメオ)の容態が心配されたが、大事には至らず。レース後にはパドックで元気な姿を見せた。

マシンの撤去やバリアの修復などで約1時間程度の中断となったが、リタイヤした周、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の3台を除いて、最初のスターティンググリッド順に並び、3周目からレースが再開されることになった。フェルスタッペンは1回目のスタートでトップに立ったものの、それは帳消し。改めてサインツに挑む事になる。

2回目のスタートではトップ4が大バトル。一時4台が横並びでコーナーに入るなど各コーナーで激しいバトルが繰り広げられたが、最終的にサインツがトップを守り、2位以下もスタート順と同じく、フェルスタッペン、ルクレール、ペレスの順で落ち着いた。

しかし、このバトルでフロントウィングを破損したペレスはペースが上がらず、6周目にピットインして交換。これで最後尾まで後退する結果となった。

その後はサインツ、フェルスタッペン、ルクレールが後続を引き離す展開に。この3台は膠着状態が続くかと思われたが、10周目にサインツがオーバーラン。あっさりとフェルスタッペンがトップを奪っていった。ところがその直後、フェルスタッペンがペースダウン。パンクチャーだとの判断でピットインしてタイヤ交換を行ったが、タイヤには問題なし。実際はマシン自体に問題が発生しており、ここからは最後まで騙し騙し走行することになった(追記:デブリによるフロア損傷が原因だった模様)。

これでフェラーリが1-2体制に。しかし後ろからルイス・ハミルトン(メルセデス)が近付いてきた。21周目、ここでトップのサインツがピットイン。タイヤをミディアムからハードに替え3位でコースに復帰した。ルクレールは26周目にピットイン。同じくタイヤをミディアムからハードに交換した。これでハミルトンがトップに立ったが、このあとタイヤ交換を行う必要がある。約19秒離れた状態で3台によるトップ争いが行われる展開となった。

5周若いハードタイヤを履くルクレールは、ファステストラップを叩き出しながらサインツに迫り、31周目に2位に浮上。トップのハミルトンとの差を詰めていった。ハミルトンは34周目にピットイン。ミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えコースに戻ると3位に転落していたが、2位のサインツよりも13周、トップのルクレールより8周若いタイヤで逆転を狙った。

39周目、エステバン・オコン(アルピーヌ)がホームストレートでストップ。これでセフティーカーが導入された。トップのルクレールはピットインすると順位を落とすためステイアウトしたが、2位以下は続々とピットインしてソフトタイヤに交換。隊列は15周走ったハードタイヤを履いたルクレールを先頭に、以下は新品のソフトタイヤを履いたサインツ、ハミルトンと続き、最後尾から追い上げてきたペレスも新品のソフトタイヤで4位につけていた。

43周目にレースは再開。残り10周の戦いとなった。タイヤの違いは著しく、すぐにサインツがトップに浮上。3位争いはペレスがハミルトンを抜いたがハミルトンも負けじとペレスに襲いかかる。2台はすぐにルクレールに追いつき、3台での2位争いとなった。

46周目、ペレスはルクレールをなんとか抜いたが、そのすきを突いてハミルトンが2台抜きを決めて2位に浮上。しかしペレスはすぐさまハミルトンを抜き返し、ルクレールもそれに続いて3位に順位を上げた。コーナーごとに順位が変わる激しいバトルはから抜け出したペレスは、約4秒先を走るサインツを追う展開に。3位争いはルクレールが巧みにハミルトンを抑え込み膠着状態となり、後ろからはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)もこの争いに加わってきた。

48周目、ハミルトンはルクレールに襲いかかるも抜くに至らず。そこから1周半に渡ったサイドバイサイドのバトルの末、49周目にハミルトンがやっと3位の座を手に入れた。

トップを追ったペレスも最終的に追いつくことができずそのままチェッカー。途中ルクレールに先行されたサインツだったが、終わってみたらポールトゥウィンで自身初となる優勝を掴み取った。

2位は一時最後尾に後退しながらも素晴らしい追い上げを見せたペレス。チームメイトのフェルスタッペンが中団に沈む中、貴重なコンストラクターズポイントを稼いだ。

3位は今季、マシンの動きに苦労しているハミルトン。マシンの改善も進み、一時は優勝も見えるレースを繰り広げ、2戦連続の表彰台を獲得した。

終盤、グリップの劣るタイヤで戦ったルクレールが、なんとか後続を抑え込み4位。レース全体を通じてバトルを繰り広げていたアロンソとノリスは、アロンソが5位、ノリスが6位でチェッカーを受けた。

手負いのマシンを最後まで走らせたフェルスタッペンが7位。少ないものの、チャンピオンシップポイントを積み重ねることが出来た。そのフェルスタッペンに終始バトルを仕掛け、ファイナルラップの最終コーナーでも果敢にアタックしたミック・シューマッハ(ハース)が自身初入賞となる8位でチェッカーを受けた。

13番グリッドスタートだった角田裕毅(アルファタウリ)は、序盤7位まで順位を上げる場面も見られたが、チームメイトのピエール・ガスリーと接触し後退。最終的に14位でチェッカーを受けた。

次戦、F1第11戦はオーストリアGP。レッドブルリンクを舞台に、7月8日から10日の日程で開催される。

■イギリスGP 決勝レース結果

1. カルロス・サインツ(フェラーリ)

2. セルジオ・ペレス(レッドブル)

3. ルイス・ハミルトン(メルセデス)

4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)

5. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

6. ランド・ノリス(マクラーレン)

7. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

8. ミック・シューマッハ(ハース)

9. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)

10. ケビン・マグヌッセン(ハース)

11. ランス・ストロール(アストンマーチン)

12. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

13. ダニエル・リカルド(マクラーレン)

14. 角田裕毅(アルファタウリ)

以上完走

--. エステバン・オコン(アルピーヌ)

--. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)

--. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

--. ジョージ・ラッセル(メルセデス)

--. 周冠宇(アルファロメオ)

--. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

  • 藤木充啓
  • F1イギリスGP《Photo by Clive Mason/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》
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  • F1イギリスGP《Photo by Mark Thompson/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》
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