「ETCX」を知らないと損をする!?【カーライフ 社会・経済学】

業界 レスポンス

カーライフに直結する社会・経済トピックスをランダムに配信している当コーナー。今回は、「ETCX」について解説する。徐々に対応が拡大しつつあるこの新サービスの中身を、簡潔に解説する。

さて、「ETCX」という新サービスが開始されていることをご存知だろうか。これは、2021年4月28日よりETCソリューションズ株式会社によって提供されている「ETC多目的利用サービス」だ。国土交通省の指導のもとに「ETC多目的利用サービスの拡大」の試行運用が進められていて、その1つとしてスタートしている。

で、これはつまり、既存の「ETC車載器(ETC2.0車載器も含む)」および「ETCカード」が高速道路以外でも使えるようになるというサービスだ。

とはいえこれが利用可能な施設は、今のところまだまだ少ない。ETCソリューションズが運営している「ETCX」のHP内の「対応店舗・施設」の一覧を見ると、7月24日現在で利用可能な全国の施設の数は、有料道路が5つ、ガソリンスタンドが1店舗のみだ。駐車場、ドライブスルー、レジャー施設の欄には利用可能な施設名は未掲載だ。つまり、普及度合いはかなり低いというのが実情だ。

しかし、今後広がりを見せる可能性は大いにあり、そして利便性が高いことも確かだ。例えばドライブスルーで使える場合、ドライバーは決済に関しては一切アクションを起こさなくて良い。昨今はさまざまなキャッシュレス決済が可能だが、どれも何らかのアクションは必要だ。カードやスマホを機器にかざしたりQRコードを読み込んだりしなくてはならない。しかし「ETCX」では何もしなくて良い。注文して商品を受け取るだけでOKだ。決済は、車載器と施設のシステムとが通信にて実行される。

なお、利用においては事前の登録が必要となる。愛車に搭載してある「ETC車載器」と手持ちの「ETCカード」はそのまま使えるが、運営会社が「ETC」とは異なるので会員登録が必要となる。でも、登録は1回だけで良い。そうすればすべての利用可能施設で使える。

ところで使用においては1つ、重要な注意事項がある。それは「一旦停止が必要なこと」だ。ドライブスルーやガソリンスタンドでは基本的に停車してサービスを受けるので問題ないが、有料道路で使用する際には特に気を付けたい。いつもの「ETC」の感覚で走り抜けたくなるかもしれないが、それはNGだ。

というのも、サービスの普及のために仕組みが少々簡略化されている。施設においての導入コストを抑えるためだ。結果、そのまま走り抜けられるようにはなっていないのだ。

かくして結論だ。今すぐ慌てて会員登録をする必要はないが、今後自分がよく利用する駐車場やガソリンスタンド等々で「ETCX」が使えるという表示を見たら、そのときはすぐに会員登録を行おう。そうすればそれら施設での決済をよりスムーズに行える。覚えておこう。

  • 太田祥三
  • 「ETCX」が利用できる、アネスト岩田 ターンパイク箱根 小田原料金所。Photo by NEXCO中日
  • 「ETCX」の利用概要。Photo by NEXCO中日
  • 「ETCX」のロゴ。Photo by ETCソリューションズ
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ