ランクルやプリウスは施錠しても不安?! 自動車盗難を防ぐには

社会 レスポンス

警察庁が発表した「2022年上半期(1〜6月)の犯罪統計」によると自動車盗の認知件数は2869件で、前年同期比19.4%増と大幅に増えた。コロナ禍に伴う入国制限により海外に輸出する窃盗団が減少していたが、入国制限が緩和されたことも大きな要因と考えられている。

同統計によれば、オートバイ盗や車上狙いの認知件数は減少しており、自動車盗だけが増えている。警察庁は「自動車盗を重要窃盗犯のひとつと位置付け、各都道府県警察が、 捜査本部を設置したり、都道府県警察間で積極的に合同・共同捜査を行うなどして、取締りを進める」としているが、急激な認知件数増加により、2022年前半は検挙率も下がってしまった。

そこで、警察庁などにマイカーを盗難被害から守るための対策について聞いた。

◆盗難にあったクルマの大部分が「キーなし」

自動車盗難の手口にも新たなものが登場しており、2021年の警察庁統計によると被害に遭ったクルマのおよそ4台に3台がキーを抜き、ドアロックをしたにもかかわらず、盗まれてしまっている。また、発生場所は一般住宅が最も多くなっている。

つまり、家の前に施錠をして駐車しておいても、自動車窃盗犯に狙われてしまう可能性があるということだ。そこで対策について警察庁に尋ねると、「バー式ハンドルロックやセンサー式警報装置などの 盗難防止機器を活用するほか、明るく安全な駐車場を利用するなど、複数の対策を実施することが効果的」だという。

◆被害は3大都市圏の海沿いに集中

都道府県別の自動車盗難件数を見てみると、順位の上下はあるものの、2021年と2020年はワースト5が顔ぶれ。2022年の件数順で言えば千葉(2020年3位)、愛知(同4位)、茨城(同1位)、大阪(同2位)、埼玉(同5位)で、すべて3大都市圏で、埼玉を除けば海沿の府県だ。なお、東京も前年比99.0%と急増し、8位まで上昇している。

3大都市圏は自動車の登録台数が多いのはもちろんのこと、逃走、輸送のルートも多く、また海沿いは海外に輸出する窃盗団について好都合であることから、事件に遭いやすいと考えられる。

このように盗難後、海外に流されてしまったり、国内で見つかったとしても解体されてしまうというケースも多く見られるのが、近年の傾向で、盗まれる前の防衛策が重要となる。

◆ランクルより狙いはレクサスLX? 狙われる5車種

「自動車盗難などの防止に関する官民合同プロジェクトチーム」のデータによれば、車種別の盗難台数のランキングワースト5位は2020年も2021年も同じラインナップ。2021年の順位はトヨタ『ランドクルーザー』(2020年2位)、トヨタ『プリウス』(同1位)、レクサス『LX』(同3位)、トヨタ『アルファード』(同4位)、トヨタ『ハイエース』(同5位)の順だ。この5車種だけで盗難台数の合計は2020年で1556台、2021年は1839台にも上る。

2020年よりも2021年の方が自動車盗の認知件数は少なかったが、この5車種のうち、プリウスを除く4車種で盗難台数が増加する結果となり、上位5車種が占める割合は高くなっている傾向が見える。

また、LXについては盗難率(登録台数1000台あたり)が2020年46.5、2021年46.1。ランドクルーザーでも1.6〜2.0、プリウスやアルファード、ハイエースは0.3前後であり、「明らかに狙われている」と言える異常な数値。オーナーは、駐車場所や防犯グッズの活用などの今一度、盗難対応を見直した方が良いかもしれない。

  • 家本浩太
  • レクサスLX現行《写真提供 トヨタ自動車》
  • ハンドルロック LH-5LB《写真提供 加藤電機》
  • (イメージ)《写真AC》
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