【テスラ モデルY 買いました 4】ヒトとの接触なし!「いまどきのクルマ購入体験」とは?

新車 レスポンス

テスラ『モデルY』が発売されたと同時にとっさにポチッてしまった一編集者である筆者。金額は619万円! テスラを買うとはどういうことか? これから始まるテスラ購入までの道のりを消費者目線でレポートする本連載。ディーラーではなく、直接メーカーから購入するという体験はどういったものなのか? 人との接触がないいまどきのクルマ購入体験とは?

注文後8営業日で“人から”メールが来る

2022年6月10日にポチったあと、「【Tesla】ModelYご注文のお礼と今後の流れにつきまして」というタイトルで“人”からメールが来たのは6月22日だった。それまでは一切テスラからの連絡はなかった。私はこの6月22日のメールで初めて担当者を知ることとなる。注文してから8営業日目だった。

ところでSNSを見ていると、ポチったあとに“注文ありがとう”メールが自動的に配信されている人もいたようだ。私のように配信されていない人もいるようで、そのあたり、ローンでの支払いが未定なのに「ご確認ください:お支払い方法の詳細」というメールが何度か来るのと同様にテスラからの自動メールは謎のままだ。8月11日に来た「Model Yを体験」という試乗案内のメールも予約した人しなかった人、それぞれランダムで送られているようだ。

テスラの担当者N氏からのメールは、テンプレ化されていると思われる今後の手続きが記載されたものではあるが、必要十分な内容だった。しかし「基本的にお手続き上問題がない場合は(2)までご連絡させていただく機会はございませんが」と書かれており、(2)の「予約番号(RN番号)と車両番号の紐付き」までは連絡がないと宣言される。

一方「ご不明点等ございましたらこのメールに返信する形で構いませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ」と書かれているように、わからないことをメールで聞いてみたが、わからないことはちゃんと「わからない」と返信してくれる(笑)。担当者は本当に(2)までは、私が注文したモデルYがどういう状況かわからないらしく、対応自体に不満はない。

さて、実はここから次のメールが来る8月21日まで約2か月、まったく音沙汰がない期間に突入することになる。

便りがないのは良い知らせ?

基本的に人はコミュニケーションが断絶されると良いほうには考えない。「便りがないのは良い知らせ」という言葉もあるが、これは心を落ち着かせる方便としか思えない。実際は悪いことばかり考えて、落ち着かない状態が続くわけである。本当に注文は受け付けられているのかどうか? などなど。

まさにこの2か月間は、そういう状態になる。担当者と顔を合わせるわけでもなく、逐一情報が更新されるわけでもない。担当者としても報告することがないのであろう。こちらから連絡したとしても有益な情報が得られるわけではないので、なにもすることができない。はたしてSNSでなにかしら情報を探る状態に陥っていくのだ。

といっても、自分が注文したモデルYの情報が毎日更新されるわけでもないので、WebやSNSでテスラの情報を探しては読みあさるしかないのだ。なんとも虚しい日々。まぁ、これはテスラに限ったことではないと思う。「ちゃんと仕事をしろ」という神のお告げなのか。平常心を保ってモデルY以外のことに集中するしかない。

なにも連絡がなく、SNSを検索していてわかったのが、皆が大事にしている情報が“VIN”であること。VINとは、テスラからのメールに書いてあった「車両番号」のことで、正確に言うと車両識別番号=Vehicle Identification Number、略してVINである。

このVINが発行され、予約番号(RN番号)と“紐付け”されると納車が近いと言うことになるらしい。「紐付けされました」という連絡はテスラから来るには来るが、それより早く情報をキャッチしたい。であれば、どうするのか? これは、スマートフォンにダウンロードしたテスラアプリに接続することで、わかる仕組みになっている。

“わかる”と言っても、決して「紐付けされました」と通知されるわけではなく、ある日突然、テスラアプリを起動するとVINが表示されているのだ。だから、発注した人は、毎日のようにテスラアプリを起動して、紐付けされたかどうかを確認している。そういう私も毎日のように起動していた。

SNSの情報はTwitterが早い。私のように6月10日にポチった人々はTwitterで情報を発信し、確認し合っている。「モデルY」で検索すれば、情報はすぐに見ることができる。そして、そこで、ある日、誰かが「VINが発行された!」とつぶやくのだ。それを見て、ポチった人々が毎日のように自分のVINが発行されていないか確認し、発行されれば、またつぶやく。

キャンセルはいつでもできる?

なにも考えずとっさに600万円強のモデルYをポチったボクだが、そのときからいつも心に留めておいたのが、自分のアカウントページの“ご注文をキャンセルするには、要望を送信”という表示だ。「要望を送信」部分はクリックできる。

もちろん最初に発注したときの15000円は安い金額ではないが、いざ購入できない、もしくは購入しないとなったときに、簡単にキャンセルできるというのは心強い。もちろんテスラ以外でもできるとは思うが、あいだに営業の人が入らないぶん情に流されることがなく、すぐに決断できそうな気がする。しかも、探し回らないとキャンセルページにたどりつかない、探せないというものではなく、自分のアカウントページを開けば、いつでもキャンセルの要望が送信できる。

とはいえ“キャンセルを要望”したら、どのようになるのか? 担当者から引き留めの電話でも入るのかはわからないし、簡単にキャンセルはできないのかもしれないが、そのあたり、SNSを見ている限りは、すんなりとキャンセルされているようでもある。注文料の15000円を失うのは痛いが、良い夢を見せてもらえたと思えば、そんなものかなとも思うし、スマートフォンで簡単に注文できるからこそ、簡単にキャンセルできることも重要な要素だと思う。

VINが発行された!

さて、とはいっても特段キャンセルする理由もなく、Twitterを確認していると、皆にVINが発行されはじめ、とうとう8月19日午後7時、私のアプリにもVINが表示される。発注して1か月と10日間弱。やっと動きがあった。テスラからの連絡はまだない。しかし、近いうちに来るだろうメールを待つこととする。

そして、翌日の8月20日午後、早速担当者からメールが来る。「【重要:Tesla】ModelYご納車準備のご案内」とのタイトル。1日とあいだをおかずに連絡が来るところはさすがである。しかしそのメールが来てからこちらも忙しく対応に追われることになる。

「大変お待たせしております。

車両進捗がございましたので、本メールにてご連絡させていただきます。

現在、お客様にご注文いただきましたお車を日本へ輸送する準備をしております。

ご納車予定はおよそ9月中旬以降でございます」

この文章から始まるメールには写真のように<ご納車までのお手続きの大まかな流れ>が書かれてある。

そして、以下のような8つの重要項目も書かれてあった。

<8つの重要項目>

(1)登録に関する書類

(2)希望ナンバー

(3)ご納車

(4)お支払いとご請求書

(5)充電

(6)車両アクセサリー

(7)任意保険と車検証

(8)補助金と領収書

私は近所の急速充電器を利用する予定なので、チャデモアダプターは必須である。サイトでは販売していないのでどこで手に入れるのだろうと思っていたのだが、納車後に専用サイトから購入できるようだ。急ぎの場合は、サービスセンターで納車日に購入することもできるという。ひとまず安心したが、翌日郵送されてくる「書類一式」を手にして、右往左往することになるのであった。

田代真人

福岡県出身。九州大学工学部卒業後、朝日新聞社入社。その後、学習研究社にてファッション女性誌編集者、ダイヤモンド社にて初代Webマスター、雑誌編集長、書籍編集などを経て独立。出版&電子出版、Webプロデューサー、PRコンサルタントとして活動後、現在は、駒沢女子大学教授、桜美林大学非常勤講師を務める。専門は「編集論」。

  • 田代真人
  • 注文してから8営業日目に届いたメール
  • 左がVIN表示前。毎日アプリを開いていると、あるとき突然右の画面に更新されている。
  • <ご納車までのお手続きの大まかな流れ>と書かれたメール
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