【INDYCAR】2022年王者はウィル・パワー、8年ぶり2冠目…佐藤琢磨は最高5位の厳しいシーズンに

モータースポーツ レスポンス

2022年のNTTインディカー・シリーズが現地11日、最終戦決勝日を迎え、ウィル・パワーが2014年以来2度目となるドライバーズタイトル獲得を決めた。佐藤琢磨にとっては最高が5位という厳しいシーズンだった。

アメリカ最高峰のオープンホイールレースシリーズ、今季全17戦のフィナーレはカリフォルニア州の名門ロードコース「ラグナ・セカ」(現コース名:WeatherTech Raceway Laguna Seca)が舞台だ。前戦終了時点で数字上は5人にドライバーズタイトル戴冠の可能性が残っているが、実質の争いは上位3人という情勢である。

ランク首位のウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)を、ともに20点差のジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)とスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)が追う。インディカーは優勝50点、他にボーナスを計4点獲得可能というのが基本であり、最大で54点獲得できるが、ニューガーデンかディクソンが最終戦でフルマークした場合でも、パワーは決勝3位で自力王座だ。

最終戦の予選でポールポジションを獲ったのはパワー。ボーナス1点を追加して、追う2人との差を21点に開いた。そしてパワーは決勝の1周目をトップで終えた時点でもう1点追加(ラップリーダーになればボーナス1点)、この段階で自力王座の条件が決勝4位まで広がる。さらにはレース途中、最多ラップリードのボーナス2点の行方がタイトル争いに直接関係しないドライバーに決まったことで、パワーは5位で自力王座ということになる(すべて手元計算)。

パワーは最終戦を決勝3位で終え、2014年以来2度目の戴冠を果たした。オーストラリア出身の41歳、2018年にはインディ500も制している大ベテランが、今季は年間1勝ながらトップ5以内12回という安定したスコアリングで8年ぶりの王座返り咲きを成している。

最終戦の優勝は昨季王者のアレックス・パロウ(#10 Chip Ganassi Racing/ホンダ)で、2位はニューガーデンだった。佐藤琢磨(#51 Dale Coyne Racing with RWR/ホンダ)は1周遅れの完走23位。

チームを移籍して臨んだ2022年シーズンの琢磨だったが、第15戦での5位が決勝最高位でシリーズ19位と、結果面では厳しいシーズンだった。最終戦決勝レースでは、以前のレースで傷めていたという右手親指をさらに深く傷める状況もあったようだが、最終戦を終えて以下のようなコメントを残している。

佐藤琢磨の最終戦終了直後のコメント(ホンダ・レーシング発表)

「1台のマシンと絡んだ際に、以前から問題を抱えていた右手親指が完全に骨折してしまいました。そうした面からも、今日は良い一日ではありませんでしたね。接触後もレースを走り切るべくがんばり続けました」

「多くのみなさんのサポート、応援に感謝します。Dale Coyne Racing with RWRのカーナンバー51のために働いてくれているクルーたちと素晴らしいシーズンを送ることができました。そのことを光栄に感じています。今日、シーズン最後のレースで好成績を残すことができなかったのは残念ですが、レースを戦っていて楽しかったですし、このチームの一員であることを本当に嬉しいと感じています」

来季については、まだ正式に決定していることはないという状況が伝えられている琢磨だが、参戦継続ならインディカー14年目となる2023年、捲土重来を期待したいところだ。

  • 遠藤俊幸
  • 2022年のインディカー王者となったウィル・パワー。《Photo by INDYCAR》
  • 2022年のインディカー王者となったウィル・パワー。《Photo by INDYCAR》
  • #12 ウィル・パワー(最終戦ラグナ・セカ)《Photo by INDYCAR》
  • #51 佐藤琢磨(最終戦ラグナ・セカ)《Photo by INDYCAR》
  • #51 佐藤琢磨(ポートランド戦)《Photo by INDYCAR》
  • 佐藤琢磨は今季シリーズ19位(トロント戦)。《Photo by INDYCAR》
  • 最終戦、ラグナ・セカの名物コーナー“コークスクリュー”を駆け抜ける#12 ウィル・パワー。ひとつのシーズンが終わり、また来季、新たな戦いが始まる。《Photo by INDYCAR》
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