猫のクルマ入り込みトラブルはどう防ぐ? 習性を理解して日頃から確認を

テクノロジー レスポンス

日本自動車連盟(JAF)は、今年6月の「猫がクルマに入り込んだことによるトラブル」の救援要請が、284件に及んだと発表した。ドライバーが「入り込み」トラブルを防ぐにはどうしたらよいのだろうか。本記事では、猫の習性と共にドライバーが用心すべきポイントを紹介する。

6月の救援要請(284件)の内、3割が「エンジン始動後」に連絡されたものだった。猫が車内に入りこんだままエンジンをかければ、ベルトなどの可動部分に猫が巻き込まれるなどの悲惨な事故につながるおそれがある。そうなれば当然、クルマの損傷も免れ得ない。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、猫の習性を知り、効果的な対策をとる必要がある。

◆猫の習性を知るべし その1…雨の日に注意!

今回調査した6月の「猫トラブル」の要請件数(284件)は、前回調査時1月の21件と比べて13.5倍となっているが、その理由として猫の「雨嫌い」が考えられる。「ねこのきもち獣医師相談室」担当獣医師が6月の救援要請と全国の天気データを照らし合わせたところ、雨や大雨の日にトラブルが増加していることが分かった。特に「梅雨入り」の時期に合わせて件数が増加しており、同獣医師は「猫が水に濡れたところを好まない性質が顕著にみられている」と指摘した。つまり、雨の日は「入り込み」に要注意ということだ。

◆猫の生態を知るべし その2…要注意! 2つのシーズン  

6月に「猫トラブル」が多発する背景には、天気以外の要因もあるとも「ねこのきもち獣医師相談室」担当獣医師は指摘する。「子猫が生まれ(4月ごろ)てから活発に動き始める1〜2か月後(5〜6月)の期間は、特に「落ち着ける隠れ場所」を必要とする猫が多い時期ともいえると思います。通常、隠れ場所としては暗くて狭い場所を選びがちです」(同獣医師)とのこと。

6月は雨が増える時期であるだけでなく、4月に生まれた子猫の活動期と重なっており「入り込み」の件数が増えていると思われる。さらに、子猫は春だけでなく秋にも生まれるため、11月の今頃も気が抜けない季節と言えるだろう。

◆ドライバーにできる対策

JAFによれば猫のトラブルは件数の波こそあれ、通年で発生している。そこで、JAFが提言しているのが以下の対策だ。

・駐車しているクルマに乗る前にボンネットを「パンパン」と叩く(通称:猫バンバン)*

・エンジンをかける前にクラクションを鳴らす

・猫除けグッズや忌避剤を用いて猫を近づけさせない

・乗り込む前にクルマの周囲を確認する

* ボンネットは力強く叩くのではなく、軽めにが望ましい。大きな音で驚かせてしまうと、パニックになり奥に入り込んでしまう場合もある。

猫の習性を考えて6月や11月の時期や風雨が強い日などには特に注意するほか、特に外猫の多い場所では、対策を習慣化することも重要となるだろう。

近年、特に都市部では公園や軒先など、猫が身を隠す場所が減っている。そのため、猫にとってクルマが入り込む場所となってしまっていると考えられている。こうした背景を考えて、今後「猫トラブル」が増加しないように、さらに愛車を守るためにも、日頃から乗る前に「猫バンバン」などを試してみるのもよいのではないか。

  • 大矢根洋
  • イメージ《画像 iStock》
goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
Q&A
サイトマップ