軽量スポーツのラディカル、『SR10』 を改良…空力性能アップ
ラディカルスポーツカーズ(Radical Sportscars)社は2月1日、オープン2シータースポーツカー『SR10』に改良を施し、『SR10 XXR』として欧州で発表した。
ラディカルスポーツカーズ社は1997年、フィル・アボット氏とミック・ハイド氏の2名が設立した小さなスポーツカー製造会社だ。フィル・アボット氏の「2輪のエンジンを積んだスポーツカー」構想に基づき、カワサキ『ZZR1100』のエンジンを積んだラディカル『1100クラブスポーツ』を発表し、スポーツカーメーカーの仲間入りを果たした。
ラディカルスポーツカーズ社が現在、究極のサーキット専用車としてラインナップしているのが、SR10だ。その改良モデルのSR10 XXRでは、LMPレーシングカーに着想を得た「センターフィン」をはじめとする空力面でのアップデートを受けた。軽量ホイールやデイタイムランニングライトも標準装備されている。
フォードモーター製の2.3リットル直列4気筒ガソリンターボ「EcoBoost」エンジンには、「Radical Performance Engines(RPE)」と呼ばれるECUを装着する。これにより、最大出力425hp、最大トルク52.5kgmを獲得した。0〜96km/h加速2.4秒のパフォーマンスを可能にしている。
- 森脇稔