メルセデスベンツ GLC 新型は「全てにおいてバランスの取れた」クルマ…商品企画担当インタビュー

業界 レスポンス

メルセデス・ベンツ日本が2代目メルセデスベンツ『GLC』を発表した。12車種ある同社のSUVラインナップの中核を占め、常にモデル別販売台数のトップ20(JAIA調べ)に入り続けているこのGLCのユーザー層などについて話を聞いた。

◆デザインの方向性はいずれも共通

---:今回はモデルチェンジということですが、プラットフォームを含めてすべて変わったという認識でよろしいでしょうか。

メルセデス・ベンツ日本営業企画部商品企画2課の木下潤一さん(以下敬称略):そうです。現行『Cクラス』のプラットフォームを使った新型です。その結果としてリアアクスルステアリング(四輪操舵)もオプションで選べるようになりました。

---:デザイン的には先代を踏襲した感じを受けますね。

木下:確かに先代を踏襲したイメージかも知れませんが、メルセデスベンツは “センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)”というデザインアイデンティティを踏まえ、完全に同じ文法でクルマをデザインしていますので、先代に限らず全モデルが同じ方向性のデザインコンセプトでまとめられています。ですので、先代と共通性の高いスタイリングになっているのだと思います。

◆バランスの取れた下取り構成比

---:さて、非常にヒットしているGLCですが、そのユーザーはどういう人たちなのでしょうか。

木下:すごく幅広いのです。例えば『GLB』の場合は初めてメルセデスにお乗りになるようなお客様が非常に多いのですが、GLCは本当にバランスが良くて、自社内ではGLC、『Eクラス』、Cクラス、『Aクラス』などからお客様が来てくださいますし、他ブランドのミドルサイズラグジュリーSUVから選んでくださるお客様もいます。

---:因みに自社ブランドの代替はどのくらいの割合ですか。

木下:半分くらいです。メルセデスベンツの場合は代替え率がすごく高くて、例えば『Sクラス』であれば7割から8割に近い数値が出ることもあります。そういう意味ですごくバランスの取れたクルマなのです。

---:では、他からの流入ユーザーはこのGLCのどこに魅力を感じてるのでしょうか。

木下:色々な調査結果を見ると、やっぱりメルセデスベンツ固有の価値がすごく強く出ています。もちろんエクステリアのスタイリングなどは常に上位に来るものですが、それを除くと、やはりセーフティなどがものすごく高いんです。そういう調査を見ると、メルセデスベンツのコアバリューに気づかされるので、身を引き締める思いで常に調査結果を見ています。GLCもそういうお客様が多いですね。

---:そうすると例えばGLBであれば3列があるなど特徴的なところと、メルセデスですから安全性が特徴的だとなります。そういう視点ではGLCはすごくオーソドックス、ベーシックな見え方となりますね。

木下:そうだと思います。このGLCが属するセグメントは気合いが入ったクルマがたくさんありますし、それは輸入車だけではなく日本車もそうです。ですからこの市場に投入してくるクルマは王道のクルマとしてしっかり作り込まれているのです。我々もそれらに負けないように作り込んでいます。

---:とにかくベースの部分をしっかりと作り込まないと負けてしまうわけですね。そうするとメルセデスのSUVラインナップを俯瞰すると、このGLCを基本軸としてここからいろいろ生まれていくという思いがこもったクルマなのでしょうか。

木下:特別なクルマではあります。まず『GLE』、『GLS』はアメリカルーツ、歴史を踏まえるとアメリカのために作り始めて、そこから全世界に広がったクルマがあります。一方でGLBやGLAは、我々がいうコンパクト商品群の中のバリエションという感じです。そしてGLCはEクラスや『Sクラス』と同じ乗用車系のプラットフォームを採用したモデルですから、すごく特徴的なSUVといっていいでしょう。もちろんGLAやGLBもそうなのですが、あちらはコンパクト系のプラットフォームであるのに対し、リア駆動の「MRA」というプラットフォームの最新仕様となっているのです。工場も、ブレーメンというすごく歴史のある工場で生産しているのです。

◆ウッドパネルなどの見た目も重要

---:今回のGLCを日本に出すにあたり、日本側からの要望は何かあったんでしょうか。

木下:このモデルに対してだけでなく、ずっと言い続けているのは日本の道路環境に適したサイズ。それから日本のお客様はゴルフバッグがどう入るのかということがポイントになりますので、そういうところは常にしています。

もちろんGLCに関しても全体的に色々な要望を出してます。例えば今回採用した様々なパターンのウッドトリムも、かなり強くこういう方が良いのではないかと要望しました。

---:このセグメントではウッドパネルというのは重要なのですか。

木下:面積がすごく大きいということとともに、今回は特にアルミの縦ラインの入ったトリムを入れていますのでアクセントとしてバーンとすごく映えるのです。先ほどお話したとおりGLCからのお乗り換えも多いので、いままでと同じ感じだなというよりも、やはり見た目がこのように変わることによってお客様も大きく変わったように感じられるのがすごく重要だと思っています。

それから日本の場合、AMGラインの装着率が非常に高いマーケットなので、そこに対する要望も多く出しました。本国ではいくつか選べるのですが、その中からホイールはこういう仕様にしたい、というように。このホイールはバランスが高く、黒ですごく引き締まったデザインであるとともに、穴が空いている面積が狭いのです。ですから効率が良く、燃費に対しても良い影響があるというバランスの取れたホイールなのです。

---:最後に新型GLCで語っておきたいところを教えてください。

木下:やはり一番はサイズが日本に適してるところですね。全長やホイールベースが伸びていますが、前輪の切れ角などもあり、小回り性能が向上しています。さらにリアアクスルステアリング(四輪操舵)をオプションでお選びいただくと、5.1mとコンパクトカー並みになります。これは実際に体験していただくと驚きます。Uターンできないよねっていうところでくるっと回れるんです。そういう日常の使い勝手の面でもすごく満足感がありますし、実際にUターンできないかなと思ったところでできたりすると、フフって笑顔になりますよね。そして、トリムや使っているマテリアルの上質さ、スタイリングももちろんですし、メルセデスならではのセーフティというところもポイントだと思います。

  • 内田俊一
  • メルセデスベンツ GLC 新型《写真撮影  内田俊一》
  • メルセデスベンツ GLC 新型《写真撮影  内田俊一》
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  • メルセデスベンツ GLC 新型《写真撮影  内田俊一》
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