最大120台の同時充電対応、パワーエックスが商用EV向け充電システム発表

エコカー レスポンス

パワーエックスは5月16日、スマート制御やフリート最適充電機能に対応した商用EV向け蓄電池型充電システム「Hypercharger for Fleet」を発表。5月16日より先行予約を開始し、2024年第1四半期(予定)より順次出荷を開始する。

日本政府は2050年までにCO2の排出量を実質ゼロにすることを目指している。物流トラックやタクシー、バスなど、商用車としてEVを運用する場合、日中の営業時間は走行し、夜間に営業所で充電することが一般的。しかし、日本では夜間電力の8割以上が火力発電で供給されているため、この運用では完全な商用車のゼロエミッション化を実現できない。

Hypercharger for Fleetは、昼間に太陽光なで発電した再生可能エネルギーを蓄電池に貯め、夜間のEV充電に活用する。使うタイミングを選べない再生可能エネルギーを溜め、必要な時に効率的に商用車で使うことで、ゼロ・エミッション化を支援。非常時のBCP電源としても利用できる。また、トラック、バス、タクシー等の商用EV車両の運行計画や電池容量に基づき、最適な充電計画を自動的に作成。充電速度やスケジュールを柔軟かつ自動的に管理・制御できる。

蓄電池を活用することで、ピークカット・ピークシフトで、電力消費を抑制しながら系統からの低圧受電に対応する。設置ハードルが低くなり、商用EV充電にかかる導入コスト・運用コストを削減。営業所やトラックデポだけではなく、ホテルや商業施設にも導入できる。

1台の蓄電池に対して、最大出力240kWのスマート充電器は最大6機、6kWのフリート充電器も最大30機の多台数に対応する。また、複数台のEVに対して、翌日の運行計画を踏まえてフリート充電計画を構築し、EVの充電管理の最適化を実現。また、フリート充電の系統接続量を最小化することで工事費や契約電気料金などを削減できる。

  • 纐纈敏也@DAYS
  • 需要に合わせて蓄電池キャパシティは 4MWhまで拡張可能《図版提供:パワーエックス》
  • 再生可能エネルギーの活用《図版提供:パワーエックス》
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