ヤマハ MT-09 など、排ガスが基準値を超える リコール
ヤマハ発動機は6月6日、大型スポーツバイク『MT-09』など4車種について、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『MT-09』、『MT-09 SP』、『トレーサー900GT』、『XSR900』の4車種で、2021年2月10日〜2023年4月28日に製造された5759台。
対象車種はメインハーネスにて、O2センサの配線に接続するコネクタの防水構造が不適切なことが判明。雨天走行等でコネクタに溜まった水が、エンジン停止時などO2センサが冷えることにより、コネクタ内部に吸い込まれ、端子が短絡することがある。そのため、エンジン警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、メインハーネスとO2センサのコネクタ内の端子を点検し、錆が認められないものは、防水カバーを取付けてテープで固定する。錆が認められるものは、メインハーネスを対策品と交換するとともにO2センサを新品と交換する。
不具合は4件発生、事故は起きていない。海外市場からの情報によりリコールを届け出た。
- 纐纈敏也@DAYS