誘導に従ったら交通違反! 最後の最後で見捨てられた! ナビに頼りすぎた人が陥るワナ5つ
この記事をまとめると
■いま多くの人が運転の際、ナビゲーションを使用している■カーナビだけでなくスマホアプリもあり、ないと走れないという人も少なくない■しかしナビゲーションに頼りきりだと思わぬハプニングが起こることも
ナビ画面上の道が存在しない!?
もはや「見ないとどこにも行けない」という人も多い、カーナビ。オプションで数十万円ほどする高機能なカーナビゲーションを好む人もいれば、最近はスマホなどのアプリでナビゲーションを利用する人も増えていますね。どちらにも一長一短があるのですが、1つだけ確かなことは、すべてカーナビに頼りきりだと思わぬハプニングや、目的地までちゃんと辿り着けない可能性もあるということ。とくに地図を見るのが苦手な人や、方向音痴な人が陥りやすい「まさか」の事象をピックアップしてみました。 1つ目は、近年は通信型のナビゲーションが増えてきたので、定期的に地図データがアップデートされるものも多いのですが、数年前までは購入した時の地図データからアップデートするには、ディーラーで何時間も待たされたり、高額な手数料が必要なこともあり、ずっと購入時のままのデータで使っている人も多かったものです。それを知らずにナビに頼りきっていると、もっと便利な新しい道ができているのに、古い道のままルート案内をされていて時間を無駄にしたり、最悪の場合には道が変わっていて通行できず、Uターンするハメになることも。ナビデータがいつのものなのかをチェックして、その後に新しく開通した高速道路やバイパスなどがある場合は、最新の地図データが入っているものを使うか、臨機応変にアプリなどと並行して利用したほうがいいでしょう。 2つ目は、これも昔からのナビにありがちなところですが、広い敷地や大きなビルなどを目的地とした場合に、代表電話番号がつながる階や、敷地の中心部などが設定されてしまい、エントランスや駐車場の入り口からまったく別の位置でルート案内が終了してしまうことがありますので、クルマを駐車したいなら検索する時にちゃんと「駐車場」を目的地に指定することが大事です。また、入り組んだ道の多い場所などでは、まだどの建物なのかもわからないうちに、「目的地に近づきました」とアナウンスが聞こえて、そこでルート案内が終了してしまうことも。使っている身としては「ここからが大事なところなのに!」と焦ってしまいますね。あらかじめ、どんな色や形の建物なのか、両隣には何があるのかなど、調べておくといいでしょう。
トンネルでナビがフリーズしてパニック!
3つ目は、これは古いカーナビやアプリのナビにありがちなのですが、トンネルなど地下深くに潜る道や、GPSが遮られることが多い山奥などで、ルート案内がフリーズしてしまうことがあります。地下で道が分かれていたら、どっちに行けばいいのか教えてほしいのに、動いてくれなくて困りますね。まるっきり知らない場所へ行く時には、目的地を入れた時点で、あらかじめ大体のルートを確認しておきましょう。 4つ目は、最新のカーナビではようやく解決されてきましたが、少し前までは、首都高速道路など一般道からそのままスロープを上がって入るような高速道路では、本線に合流してもまだ一般道を走っているように表示され続けるナビがほとんどでした。これは、微細な高低差を検知することが難しかったことなどが原因で、たまたま首都高に入ったことを認識してくれても、なぜか途中で一般道にいることに変わってしまったり、その逆もあったり。降りるICに自信がない場合には、やはり事前にチェックしておくといいですね。 5つ目は、渋滞や道路工事による車線規制はルート案内に反映してくれるナビがほとんどですが、時間帯で進入禁止や進行方向指示がある道まで全て確実に反映してくれるナビは、まだまだ多くありません。ナビが案内するからと安心しきって入って行ったら、その時間は車両通行禁止だったという話もよく聞きます。通学路で朝と午後だけ進入禁止となっていたり、時間帯によって右折禁止、Uターン禁止というところもたくさんありますので、ナビを鵜呑みにせず、標識はしっかり自分の目で確認したいものです。 ということで、カーナビは頼りになりますが、頼りっぱなしにするのではなく、自分でも道や標識を確認してスマートに走りたいですね。