路線バスを一般人が購入して個人所有はできる?

コラム WEB CARTOP

大型に関しては個人名義での所有はほぼ不可能

「あまりにも好きだから……」と思いつめ、「路線バスって個人所有できるのかなあ」と考えたひとも少なくないはず。とくに法律で自家用として個人所有が禁じられていることはないが、現実的には自家用として路線バスを個人所有することはかなり難しいというか、とくに新車では個人名義での所有はほとんど不可能と考えてもらってもいい。

まず最大のネックとなるのが、乗車定員30名以上のバスの所有に際しては、”整備管理者”という国家資格を持つひとを選任しなければならない。所有者本人が有資格者でも当然構わないのだが、この資格を取得するには、1)自動車整備士の資格をすでに有している、もしくは、2)自動車の点検及び整備の実務に2年以上関わり、整備管理者選任前研修というものを修了するか、いずれかで資格を有することができる。

もちろん大型路線バスを保管できる場所の確保なども、都市部ほど足かせになっていくだろう。

さらに、大型路線バスの新車販売ディーラーにて、バスを販売する流れのなかでは(とくに大型)、個人所有をまず想定していないので、筆者が取材で聞いてみたところ「事実上不可能です」という返事であった。

キャンピングカー仕様にしたり、バス会社を起業して法人名義にするなど、いろいろな手段を講じて個人所有を実現しているひともいるようだが、そのようなケースの多くは中古のバス車両で所有を実現しているようである。

新車での購入の場合は、まさに「オーダーメイド」という表現がふさわしいほど、細部まで細かく仕様を決めていかなければならない。聞いた話では降車ボタンの位置が事業者によって異なるといったように、その細かさはハンパではないようだ。バッテリーなど一部の用品については、発注者が持ち込むことも可能だというから、一般乗用車の新車購入とはかなり勝手が異なってくる

つまり、われわれが日々利用している、営業運行している大型路線バスの状態のまま、新車で、一般の自家用乗用車のように個人名義で所有するのは限りなく不可能に近いのであるという印象が強い。このような厳しい状況にあるのは、簡単に個人所有を認めてしまうと、”白タク”ならぬ、”白バス”営業を始めるひとも出てくるので、これを防ぎたいという意味もあるようで、大型バスの個人所有を難しくしているようでもある。

 またここ最近の動きとしては、おもに大型観光バスとなるが、外国人による“白バス(自分の会社の送迎などに使うとし、自家用として白ナンバーで所有しているバスを使って違法に営業運行すること)”が目だってきており、今後はバス車両の個人所有がより難しくなる可能性も考えられる。

もともと新車でバスを所有しようとすれば、車両価格だけでも数千万円かかるので、たとえ所有手続きが簡単であっても、それだけでも大きな足かせになっているといえよう。

ただ乗車定員29名以下の路線バスについては、中古車購入のケースが多いようだが、個人所有しているケースは結構あるとのことである。

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